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エンジニアの職務経歴書|書き方と通過率を上げる具体例

エンジニアの転職活動において職務経歴書は最も重要な書類です。技術スキルやプロジェクト経験を効果的に伝えられるかどうかで、書類選考の通過率は大きく変わります。

この記事では、厚生労働省の調査データや採用市場動向を踏まえ、採用担当者に評価される職務経歴書の書き方を5つのステップで解説します。

この記事を読んでわかること
  • 採用担当者に評価される職務経歴書の基本構成と書き方について
  • 技術スタックと成果を数値化して伝える具体的な方法について
  • 職種別のアピールポイントと選考通過率を高める差別化要素について

1. エンジニアの職務経歴書で押さえるべき基本構成

1. エンジニアの職務経歴書で押さえるべき基本構成

職務経歴書の基本構成を理解することが、効果的な書類作成の第一歩です。

職務経歴書に必須の6項目とその役割

職務経歴書は、エンジニアとしての実績とスキルを採用担当者に伝えるための書類です。

厚生労働省が提示する標準的なフォーマットをベースに、エンジニア職に最適化した6つの必須項目を理解しましょう。

職務要約:経歴のハイライトを簡潔にまとめる

職務要約は職務経歴書の冒頭に配置する200〜300文字程度の要約文です。採用担当者が最初に目を通す部分であり、エンジニアとしての経験年数、主要な技術スタック、担当してきた開発領域を簡潔に記載します。

「何ができる人か」が一目で伝わるよう、具体的な技術名とプロジェクト規模を含めることが重要です。

職務経歴:プロジェクト実績を具体的に記載

職務経歴では、これまで携わったプロジェクトを時系列で詳しく記述します。

プロジェクト名、期間(YYYY年MM月〜YYYY年MM月)、プロジェクト概要、チーム規模、自分の役割、使用した技術スタックを明記します。

特にエンジニア採用では、どのような技術環境でどのような役割を担ったかが重視されるため、開発言語のバージョン(例:PHP 8.1、React 18)や、インフラ環境(AWS、GCP等)まで詳細に記載します。

技術スキル:習熟度が分かる技術スタック一覧

技術スキルセクションでは、保有する技術を言語・フレームワーク・データベース・インフラ・開発ツールなどのカテゴリーに分けて整理します。

単に技術名を列挙するのではなく、実務での使用年数や習熟度レベル(例:「3年、設計から実装、運用まで対応可能」)を併記することで、採用担当者が技術力を具体的に評価できるようになります。

自己PR:強みと応募先への貢献を示す

自己PRでは、技術力以外の価値を示します。問題解決力、チームでのコミュニケーション能力、トラブル対応での迅速な判断力など、プロジェクトを成功に導いた具体的なエピソードを交えて記述します。

「チームメンバー5名のコードレビューを担当し、バグ発生率を60%低減させた」のような具体的な貢献を記載します。

資格・社外活動:客観的な能力証明

資格セクションでは、情報処理技術者試験(基本情報技術者、応用情報技術者、データベーススペシャリスト等)やAWS認定資格、ベンダー資格(CCNA、Oracle認定等)を記載します。

また、GitHubでの公開リポジトリ、技術ブログでの発信、技術カンファレンスでの登壇実績などの社外活動も、技術力の客観的な証明として高く評価されます。

希望条件:配属先や働き方の希望

希望条件では、勤務地の希望、リモートワークの可否、担当したい業務領域などを記載します。

ただし、条件を細かく限定しすぎると選考機会を狭める可能性があるため、絶対に譲れない条件のみを簡潔に記述します。

履歴書との違いと職務経歴書の重要性

履歴書は氏名、生年月日、学歴、職歴といった基本情報を時系列で記載する公的な書類であり、フォーマットがほぼ定型化されています。

一方、職務経歴書は実績とスキルの証明を目的とした書類で、特にエンジニア採用においては職務経歴書の比重が圧倒的に高くなります。

採用担当者は職務経歴書を通じて、応募者の技術的適合性を判断します。

「この候補者は自社の開発環境で即戦力として活躍できるか」「技術的な課題解決能力があるか」といった評価軸で書類を確認するため、履歴書だけでは伝えきれない詳細な技術情報や具体的な成果を職務経歴書に記載することが不可欠です。

出典:厚生労働省 ハローワークインターネットサービス

A4用紙2〜3枚が最適な理由とレイアウトの基本

職務経歴書の最適な分量はA4用紙2〜3枚です。これは採用担当者が書類確認に費やす時間が通常30秒〜1分程度であることに起因します。

情報が過多になると要点が埋もれてしまい、逆に1枚では経験やスキルを十分にアピールできません。経験年数が5年未満であれば2枚、5年以上であれば3枚を目安とし、重要な情報を優先的に配置します。

レイアウトの基本として、フォントはMS明朝またはMSゴシックの10.5〜11ポイントを使用します。

余白は上下左右20〜25mmを確保し、読みやすさを重視します。プロジェクト情報を記載する際は表組みを活用することで、視認性が大幅に向上します。

2. 【ステップ1】職務要約でエンジニアとしての第一印象を決める書き方

職務要約 3秒スキャンの黄金比

200〜300文字で「何ができるか」を即座に伝える

🕒 経験年数
💻 技術スタック
📊 プロジェクト規模
👤 役割・責任
📈 定量的な成果
Web

開発リーダー

経験年数 5年

主要技術 React/Next.js

成果 速度40%向上

Infra

クラウド移行

経験年数 6年

主要技術 AWS / IaC

成果 工数週15h削減

Data

基盤構築

経験年数 4年

主要技術 Python / SQL

成果 処理5h短縮

具体的な書き方は、以下の職種別サンプルをチェック!

職務要約は採用担当者が最初に読む重要なセクションです。200〜300文字で経歴の核心を伝えましょう。

職務要約は200〜300文字で経歴のハイライトをまとめる

職務要約は職務経歴書の最初に配置される要約文であり、採用担当者が応募者の適性を判断する最初の材料となります。

効果的な職務要約を作成するには、逆編年体(最新の経験から記載する形式)を採用します。直近のプロジェクトや技術スタックが最も評価されやすいためです。

具体的には、総エンジニア経験年数を冒頭で明記し、主要な技術スタック(使用言語、フレームワーク、インフラ環境)を簡潔に列挙します。

さらに、代表的なプロジェクトの規模(チーム人数、システムの利用者数、処理データ量など)と自分の役割(リーダー、メンバー、専任担当等)を盛り込むことで、「何ができる人か」が3秒で伝わる構成となります。

採用担当者が最初に読む部分だからこそ工夫が必要

採用担当者は大量の応募書類を短時間で処理する必要があるため、職務要約で興味を引けなければ、詳細な職務経歴まで読み進んでもらえない可能性があります。

NGな職務要約の典型例は「様々な業務を経験しました」「幅広い知識を持っています」といった抽象的な表現です。これでは採用担当者が技術的適合性を判断できません。

良い職務要約は「Webエンジニアとして5年の実務経験。React/Next.jsによるフロントエンド開発をリードし、月間100万PVのECサイトでパフォーマンス改善を実現」のように、具体的な技術名、プロジェクト規模、成果を含んでいます。

職種別の職務要約サンプル

Webエンジニアの職務要約例

「Webエンジニアとして5年の実務経験があります。PHPとJavaScriptを用いたWebアプリケーション開発に従事し、直近2年はReact/Next.jsによるフロントエンド開発をリードしました。月間100万PVのECサイトにおいて、パフォーマンス改善で読み込み速度を40%向上させた実績があります。アジャイル開発での5〜10名規模のチーム経験が豊富で、要件定義から運用保守まで一貫して対応可能です。」

このサンプルでは、経験年数(5年)、主要技術(PHP、JavaScript、React/Next.js)、プロジェクト規模(月間100万PV)、定量的成果(40%向上)、チーム規模(5〜10名)、対応範囲(要件定義〜運用保守)が明確に示されています。

インフラエンジニアの職務要約例

「インフラエンジニアとして6年の経験があります。オンプレミスからAWS環境への移行プロジェクトを3件リードし、EC2、RDS、S3等を活用したクラウドインフラ設計・構築が得意です。TerraformによるIaC導入で運用工数を週15時間削減しました。監視体制の整備により障害検知時間を50%短縮した実績があります。現在は100台規模のサーバー環境の運用保守を担当しています。」

インフラエンジニアの職務要約では、オンプレミスからクラウドへの移行経験やIaC(Infrastructure as Code)の活用実績が評価ポイントとなります。

データエンジニアの職務要約例

「データエンジニアとして4年の実務経験があります。PythonとSQLを用いた大規模データ基盤の設計・構築に従事しました。Apache AirflowによるETLパイプライン構築で、データ処理時間を8時間から3時間に短縮しました。BigQueryを活用した分析基盤により、マーケティング部門のKPI改善に貢献しました。日次1億レコード規模のデータ処理経験があります。」

データエンジニアの場合、扱うデータの規模(日次1億レコード)とビジネスへの貢献(KPI改善)を明示することで、技術力とビジネス理解の両面をアピールできます。

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3. 【ステップ2】エンジニアの職務経歴を効果的に伝える記載方法

3. 【ステップ2】エンジニアの職務経歴を効果的に伝える記載方法

職務経歴は、プロジェクト単位で詳細に記述することが基本です。

プロジェクト単位での記述が基本

職務経歴では、携わったプロジェクトを時系列で整理し、それぞれのプロジェクトについて詳細に記述します。

プロジェクト単位で情報を構造化することで、採用担当者が応募者の経験の深さと技術の適合性を正確に評価できるようになります。

各プロジェクトの記述

プロジェクト名と期間を「YYYY年MM月〜YYYY年MM月」の形式で明記します。次にプロジェクト概要を100文字程度で簡潔に説明します。

例えば「大手EC事業者向けの在庫管理システム刷新プロジェクト」のように、業界、システムの種類、目的を含めます。

チーム規模と自分の役割

「5名体制でプロジェクトリーダーを担当」「10名のバックエンドチームのメンバーとして参加」のように、チームの人数構成と自分のポジションを明確にします。開発環境と使用技術は表形式で整理すると視認性が高まります。

技術スタックは解像度高く具体的に書く

言語・フレームワークの詳細記載

技術スタックの記載において、単に「PHP」「JavaScript」と書くだけでは不十分です。採用担当者が知りたいのは、どのバージョンをどの程度使いこなせるかという詳細情報です。

バージョンを明記する

最新技術へのキャッチアップ状況が伝わります。「PHP 8.1」「Laravel 9」「React 18」のように具体的に記載します。また、実務での使用期間と習熟度レベルを併記します。

例えば「PHP:3年、設計から実装、運用まで対応可能」「React:2年、コンポーネント設計とパフォーマンス最適化の経験あり」のように書きます。

複数の言語を扱う場合

主要言語と補助言語を区別することも有効です。「主要言語:Python(5年)、補助言語:JavaScript(2年)、Go(1年)」のように整理すると、技術の優先順位が明確になります。

開発環境とインフラ構成

開発環境とインフラ構成の詳細も、技術適合性を判断する重要な要素です。OSについては「Linux(Ubuntu 22.04)」「CentOS 7」「Windows Server 2019」のようにディストリビューションとバージョンを明記します。

データベースは「MySQL 8.0」「PostgreSQL 14」「MongoDB 5.0」のようにバージョンを含めて記載します。クラウド環境については、プラットフォーム名だけでなく使用したサービスも列挙します。

「AWS(EC2、S3、RDS、Lambda、CloudFront)」のように具体的に書くことで、クラウドネイティブな開発経験の幅が伝わります。

開発ツールとワークフロー

モダンな開発現場で標準的に使用される開発ツールの経験も記載します。バージョン管理システムは「Git(GitHub)」「Git(GitLab)」のようにホスティングサービスも含めて書きます。

コンテナ技術は「Docker」「Kubernetes」を明記し、オーケストレーションの経験があればその旨を記載します。

CI/CDツールの経験は、開発プロセスの効率化への貢献を示す要素です。「Jenkins」「GitHub Actions」「CircleCI」などを使った自動テストやデプロイパイプラインの構築経験を記載します。

担当業務と役割を明確にする

プロジェクト内での担当業務を開発工程ごとに明示します。要件定義、基本設計、詳細設計、実装、テスト、リリース、運用保守のうち、どの工程を担当したかを具体的に記載します。

「要件定義から運用保守まで一貫して担当」「実装とテスト工程を中心に担当」のように書くことで、経験の範囲が明確になります。

チーム内でのポジション

プロジェクトリーダー、サブリーダー、メンバー、コードレビュアーなど、自分の役割を明記します。ステークホルダーとの調整経験も、特に上流工程の経験として評価されます。

「クライアントとの要件調整を担当」「社内の営業部門と連携してシステム仕様を策定」のように、技術以外のコミュニケーション能力を示すことができます。

保守・改修案件での貢献

既存システムの安定稼働維持、パフォーマンスチューニング、技術的負債の解消は、新規開発と同等に重要な業務です。

4. 【ステップ3】エンジニアの成果を数値化してビジネス貢献を示す

成果を数字で語る STAR法

技術改善をビジネスインパクトへ変換する

S Situation

背景・課題

T Task

技術的目標

A Action

具体的対策

R Result

定量的成果

PERFORMANCE

バッチ処理時間の短縮

30% 削減 (8h → 5.6h)

💰 COST

サーバー運用コスト

25% 削減 (月10万円減)

🛡️ QUALITY

バグ発生率の低減

60% 低減 (月20件 → 8件)

📈 BUSINESS KPI

ECサイト離脱率改善

15% 向上 (CVR 2.0% → 2.3%)

💡 数値化しにくい業務の示し方

保守:稼働率 99.9% 維持 対応:復旧時間を 50% 短縮 育成:月20件のレビュー実施

成果の数値化は、エンジニアの価値を客観的に示す最も効果的な方法です。

STARフレームワークで実績を構造化する

エンジニアの実績を効果的に伝えるには、STARフレームワークを活用した構造化が有効です。

STARとは、Situation(状況)、Task(課題)、Action(行動)、Result(結果)の頭文字を取ったもので、問題解決のプロセスを論理的に説明するフレームワークです。

**Situation(状況)**

プロジェクトの背景とビジネス課題を説明します。「ECサイトのページ読み込み速度が遅く、カート離脱率が高い状態だった」のように、解決すべき問題の文脈を明確にします。

**Task(課題)**

具体的に解決すべき技術的問題と制約条件を記載します。「Core Web Vitalsの改善が必要で、特にLCP(Largest Contentful Paint)が4秒を超えていた」のように、技術的な目標を定量的に示します。

**Action(行動)**

自分が取った具体的なアクションと採用した技術や手法を詳述します。

「画像の遅延読み込み(Lazy Loading)を実装し、CDNを導入しました。さらに不要なJavaScriptの削減とコード分割を実施しました」のように、技術的なアプローチを明示します。

**Result(結果)**

定量的・定性的な成果とビジネスへの貢献を記載します。

「読み込み速度を40%向上させ(4秒→2.4秒)、コンバージョン率を15%改善しました(CVR 2.0%→2.3%)」のように、技術改善がビジネス指標にどう影響したかを示します。

このフレームワークを使うことで、単なる技術の列挙ではなく、ビジネス価値を創出できるエンジニアであることを採用担当者に伝えられます。

数値化できる成果の具体例

処理時間・パフォーマンスの改善

処理時間やパフォーマンスの改善は、最も数値化しやすい成果の一つです。

  • 「バッチ処理時間を30%削減(8時間→5.6時間)」
  • 「APIレスポンス時間を50%短縮(200ms→100ms)」
  • 「ページ読み込み速度を40%向上(3秒→1.8秒)」
  • 「データベースクエリの最適化で検索速度を3倍に改善」

コスト削減とリソース最適化

コスト削減は、技術改善がビジネスに直結する成果として高く評価されます。

  • 「サーバーコストを月10万円削減(年間120万円の削減効果)」
  • 「クラウドリソースの最適化で運用コストを25%削減」
  • 「自動化により運用工数を週15時間削減」
  • 「オンプレミスからクラウド移行でハードウェア更新費用300万円を削減」

品質向上と安定性の改善

ソフトウェアの品質向上も重要な成果です。

  • 「バグ発生率を60%低減(月20件→8件)」
  • 「システム稼働率を99.5%から99.9%に向上」
  • 「テストカバレッジを50%から85%に向上」
  • 「セキュリティ脆弱性を20件修正し、脆弱性診断でA評価を獲得」

ビジネスKPIへの貢献

技術改善がビジネス指標に与えた影響を示すことで、エンジニアリングの価値を経営層に理解してもらいやすくなります。

  • 「コンバージョン率を15%改善(CVR 2.0%→2.3%)」
  • 「ユーザー数を1.5倍に増加(10万→15万人、6ヶ月間)」
  • 「顧客満足度スコアを20ポイント向上(NPS 40→60)」
  • 「レコメンデーションエンジン導入でクリック率を25%向上」

「数値化できない」と感じるエンジニア業務での成果の示し方

全ての業務が数値化できるわけではありませんが、工夫次第で定量的に示すことは可能です。

保守・運用業務

「24時間365日の安定稼働を3年間維持」「月平均の障害対応時間を50%短縮」のように、安定性と効率化の観点で成果を記載します。

トラブル対応

「重大障害を2時間で復旧し、データ損失ゼロを実現」「原因不明の不具合を3日間で特定・解決」のように、対応速度と正確性を強調します。

チーム貢献

「コードレビューを月20件実施し、品質向上に貢献」「新人エンジニア3名の育成を担当」「社内勉強会を月1回開催し、延べ50名が参加」のように、組織への間接的な貢献を数値化します。

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5. 【ステップ4】職種別に最適化したエンジニアのアピールポイント

5. 【ステップ4】職種別に最適化したエンジニアのアピールポイント

職種ごとに評価される技術や経験は異なります。自分の専門性に合わせてアピールポイントを最適化しましょう。

Webエンジニア(フロントエンド・バックエンド)

フロントエンドエンジニアの評価ポイント

人事労務管理の実務においては、フロントエンドエンジニアの評価にあたってユーザーが直接触れる部分を担当するため、UI/UX改善による具体的な成果が重視されます。

「離脱率を20%低減」「平均滞在時間を30%増加」のように、ユーザー行動の改善を数値で示すことが効果的です。

使用技術については、React、Vue.js、Next.jsなどのモダンフレームワークの経験が評価されます。

特にNext.jsやNuxt.jsによるSSR(サーバーサイドレンダリング)の実装経験や、パフォーマンス最適化の取り組みは差別化要因となります。

レスポンシブデザインやアクセシビリティ対応も重要です。「WCAG 2.1 AA準拠のアクセシブルなUI実装」のように、国際的な基準への準拠を示すことで、品質意識の高さが伝わります。

バックエンドエンジニアの評価ポイント

バックエンドエンジニアは、システムの根幹を支える役割を担うため、設計力とスケーラビリティへの対応が評価されます。RESTful APIやGraphQLなどのAPI設計経験を具体的に記載します。

「月間1000万リクエストを処理するAPIを設計・実装」のように、規模感を示すことが重要です。

データベース設計と最適化のスキルも重視されます。インデックス設計、N+1問題の解決、クエリの最適化など、パフォーマンスに直結する取り組みを記載します。

大規模トラフィックへの対応実績はアピールポイントです。「秒間5万リクエストに対応するシステムを構築」のように、スケーラビリティを確保した経験を示します。

インフラエンジニア・SRE

インフラエンジニアとSREは、システムの安定稼働と運用効率化を担う職種です。AWS、GCP、Azureでの具体的なインフラ構成を詳細に記載します。

単に「AWSを使用」ではなく、「EC2、RDS、S3、CloudFront、Lambda、ECS等を組み合わせた3層アーキテクチャを構築」のように、具体的なサービス名とアーキテクチャパターンを示します。

IaC(Infrastructure as Code)の活用実績は現代のインフラエンジニアに必須のスキルです。

TerraformやCloudFormationを用いたインフラのコード化により、「環境構築時間を2日から30分に短縮」「手作業によるミスをゼロに削減」のような成果を記載します。

CI/CDパイプラインの構築によるデプロイ自動化も重要です。「Jenkins、GitHub Actions、CircleCIを活用し、1日あたり20回のデプロイを実現」のように、デプロイ頻度の向上を示します。

監視・アラート体制の整備では、使用ツール(Datadog、CloudWatch、Prometheus等)と、「障害検知時間を平均10分から2分に短縮」のような改善成果を記載します。

データエンジニア・AIエンジニア

データエンジニアは、扱うデータの種類と規模を明確にすることが重要です。「ECサイトの購買ログ、Webアクセスログ、IoTセンサーデータなど、日次1億レコードを処理」のように、データソースと処理規模を具体的に記載します。

データパイプラインの構築経験は、Apache Airflow、Digdag、AWS Glueなどのツール名と、「ETLパイプラインの構築でデータ処理時間を8時間から3時間に短縮」のような成果を示します。

データウェアハウスの運用経験では、BigQuery、Redshift、Snowflakeなどのプラットフォーム名と、「日次100GBのデータを処理する分析基盤を構築」のような規模感を記載します。

KPI改善への貢献を具体的に示すことも効果的です。「レコメンデーションモデルの改善でクリック率を25%向上させ、売上を15%増加」のように、データ分析がビジネスに与えた影響を明確にします。

社内SE・業務系エンジニア

社内SEや業務系エンジニアは、特定業界の業務知識が重要な差別化要因となります。「製造業における生産管理システムの導入経験」「金融業界の勘定系システムの開発経験」のように、業界とシステムの種類を明記します。

基幹システム(ERP、CRM、SFA)の導入・カスタマイズ経験も評価されます。「SAP ERPの導入プロジェクトで、財務会計モジュールのカスタマイズを担当」のように、具体的な製品名と担当範囲を記載します。

レガシーシステムのモダナイゼーション経験は、現在多くの企業が直面する課題への対応力を示します。ユーザー部門とのコミュニケーション力も重要です。

「非エンジニアの営業部門へのヒアリングを実施し、業務要件を100項目以上抽出」のように、技術以外のスキルも明示します。

6. 【ステップ5】差別化要素でエンジニアの選考通過率を高める

選考を圧倒する 差別化の武器

実務経験を補完し、技術への熱意を客観的な数字で証明する

🚀

アウトプット

GitHubStar/コミット

技術ブログ総PV/いいね

作品技術スタック

🏆

資格・スキル証明

AWSプロ/アソ

IPA応用/スペシャリスト

ベンダーJava/LinuC

🌐

コミュニティ・OSS

OSSプルリク数

登壇カンファレンス

運営勉強会主催

📖

学習意欲・適応力

自己学習Udemy/技術書

移行レガシー→モダン

組織貢献社内勉強会

社外活動や資格取得は、実務経験を補完する差別化要素です。

GitHub・Qiita・技術ブログ等のアウトプット活用

社外での技術的なアウトプットは、実務経験を補完する有効な差別化要素です。

GitHubの公開リポジトリへのリンクを職務経歴書に記載する際は、プロジェクトの概要も簡潔に説明します。

「個人開発したタスク管理アプリ(React/Node.js、Star数120、Fork数30)」のように、技術スタックと客観的な評価指標を含めます。

コントリビューション数とアクティビティも技術力の証明となります。

「年間500コミット以上の継続的な開発活動」「OSSプロジェクトへ10件のプルリクエストをマージ」のように、具体的な数値で示します。

技術記事の執筆実績も効果的です。Qiita、Zenn、noteでの発信について、「技術記事50本を執筆、総いいね数1,500、フォロワー数300」のように定量的に示します。

「月間PV 5,000を達成した技術ブログを運営」という表現は、発信力と影響力を示す指標となります。

資格取得と技術コミュニティへの参加

エンジニアに有効な資格

資格は客観的なスキル証明として機能します。AWS認定資格は、クラウドスキルの証明として広く認知されています。

ソリューションアーキテクト、デベロッパー、SysOps等の認定レベル(アソシエイト、プロフェッショナル)を明記します。

情報処理技術者試験は、日本国内で高く評価される国家資格です。基本情報技術者、応用情報技術者は基礎力の証明となり、データベーススペシャリスト、ネットワークスペシャリスト、情報処理安全確保支援士などの高度試験は専門性の証明となります。

ベンダー資格では、CCNA(Cisco認定ネットワークアソシエイト)、Oracle認定Javaプログラマ、Google Cloud認定資格、LPIC(Linux技術者認定)などが評価されます。

出典:情報処理推進機構(IPA)

技術コミュニティでの活動実績

技術コミュニティでの活動は、自己学習意欲と業界への貢献を示します。

カンファレンスや勉強会での登壇実績を記載する際は、「『PHPカンファレンス2024』で『Laravelのパフォーマンス最適化』について登壇(参加者300名)」のように、イベント名、発表タイトル、規模を含めます。

技術コミュニティの主催・運営経験も評価されます。「地域のPythonユーザーグループを主催し、月1回の勉強会を2年間継続(延べ参加者500名)」のような実績は、リーダーシップとコミュニティへの貢献を示します。

OSS(オープンソースソフトウェア)への貢献は、グローバルな開発コミュニティへの参加を示す重要な要素です。

「人気OSSライブラリへプルリクエスト15件を提出、うち10件がマージ」のように、具体的な貢献内容を記載します。

学習意欲と適応力を示すポイント

技術の変化が速いIT業界では、継続的な学習姿勢が重要視されます。レガシー環境からモダン技術への移行経験は、適応力の証明となります。

「オンプレミスのモノリシックアーキテクチャから、AWSベースのマイクロサービスへの移行プロジェクトをリード」のような実績は、技術の変遷に対応できることを示します。

新技術の自主学習プロセスを明示することも効果的です。「Udemy、Courseraで機械学習の専門コースを修了(修了証取得)」「月2冊の技術書を読む習慣を5年間継続」のように、学習の具体的な方法と継続性を示します。

社内勉強会の定期開催や技術ブログの社内展開は、組織全体への技術波及を示します。ハッカソンやコンテストへの参加実績も、実践的なスキル向上への意欲を示します。

7. 採用担当者が重視するエンジニア評価ポイントと避けるべきNG例

7. 採用担当者が重視するエンジニア評価ポイントと避けるべきNG例

採用担当者の視点を理解し、評価されるポイントとNGパターンを把握しましょう。

採用担当者が30秒で確認する3つのポイント

採用担当者は限られた時間で大量の応募書類を処理するため、職務経歴書を確認する時間は平均30秒から1分程度です。この短時間で評価される主要なポイントは3つあります。

  1. 技術スタックの適合性 採用担当者は、応募ポジションで求められる技術を応募者が保有しているかを最初に確認します。技術スタックが応募先の要件と合致しなければ、それ以上は読み進められない可能性があります。
  2. プロジェクト規模と役割の明確さ 単に「Webアプリケーション開発に従事」では不十分で、「5名体制のアジャイルチームでスクラムマスターを担当」「月間100万PVのECサイトのバックエンド開発を2年間担当」のように、具体的な情報が評価されます。
  3. 成果の具体性と再現性 「処理時間を30%削減」「サーバーコストを月10万円削減」のような定量的な実績データと、どのような技術的アプローチで問題を解決したかが記載されていることで、「この候補者は自社でも同様の成果を出せるか」を判断します。

よくあるNG職務経歴書の特徴

抽象的な表現が多い

最も多いNG例は、抽象的な表現で具体性に欠けるケースです。

  • NG例:「様々な業務を経験」→OK例:「ECサイトのバックエンド開発(PHP/Laravel)を3年間担当」
  • NG例:「幅広い知識を持つ」→OK例:「フロントエンド(React)からバックエンド(Node.js)まで対応可能」
  • NG例:「貢献しました」→OK例:「処理時間を30%削減し、サーバーコストを月10万円削減」

技術スタックの羅列のみで実務内容が不明

「Java、Python、Ruby、PHP、Go」のように言語名だけを列挙しても、採用担当者は実力を判断できません。

これらの言語をどのプロジェクトでどのように使ったのか、どの程度の習熟度なのかというコンテキストが必須です。

「Java:5年、Spring Bootを用いた業務系システムの設計・実装を担当。リーダーとして3名のメンバーを指導」のように、実務年数、フレームワーク、担当範囲、役割を明記することで、技術力が正確に伝わります。

成果が曖昧で客観性に欠ける

「効率化に貢献」→「バッチ処理時間を8時間から3時間に短縮」のように、定量的な成果を示す必要があります。

「品質向上を実現」→「バグ発生率を60%低減(月20件→8件)、テストカバレッジを85%に向上」のように、品質を測る指標と改善幅を明記します。

形式的なミスが目立つ

誤字脱字や変換ミスは、注意力不足と評価され、書類選考で大きなマイナス要因となります。

特に技術用語の誤記は、実務経験への疑念を生じさせます。フォーマットの不統一、日付の表記ゆれも避けるべきです。「YYYY年MM月」形式で統一することを推奨します。

エンジニア特有の注意点

技術用語の過度な使用は、人事担当者(非エンジニア)が最初に書類を確認する企業では不利に働く可能性があります。

専門用語を使う場合は、簡潔な補足説明を加えるか、技術以外の成果(コスト削減、業務効率化等)も併記します。

プロジェクトの機密情報は、前職との守秘義務契約(NDA)に基づき、特定できないよう適切に匿名化(秘匿化)する必要があります。

「株式会社◯◯向けのシステム開発」という記載は避け、「大手EC事業者向けの在庫管理システム刷新」「某金融機関の基幹システム保守」のように、業界や規模感は残しつつ、具体的な企業名は伏せます。

転職回数が多い場合は、各転職での成長やスキル獲得を明記し、一貫したキャリアの方向性を示すことが重要です。

8. エンジニア採用市場動向と求められる技術スキル

8. エンジニア採用市場動向と求められる技術スキル

最新の採用市場動向を理解し、求められる技術スキルを把握することで、効果的なアピールが可能になります。

ITエンジニア有効求人倍率と転職市場の現状

ITエンジニアの採用市場は深刻な人材不足が続いています。

厚生労働省が公表する一般職業紹介状況によると、IT関連職種の有効求人倍率は約約3.92倍(2024年平均)の高水準で推移しており、1人の求職者に対して約3.8件の求人がある状態です。

これは全職種平均の有効求人倍率(約1.3倍)を大きく上回り、エンジニアが転職市場で有利な立場にあることを示しています。

一方で、求職者の応募数も増加傾向にあります。エンジニアの求職者数は全体で前年比1.4倍に増加しており、選考の競争率は高まっています。

つまり、求人数は多いものの、人気企業や条件の良いポジションには応募が集中し、書類選考の通過難易度は上昇している状況です。

総務省の労働力調査では、IT従事者数は増加傾向にあるものの、需要の伸びに追いつかない状況が続いています。

また、ヒューマンリソシアの調査によると、世界のITエンジニア数は約2,994万人(前年比6.1%増)であり、日本は世界第4位を維持していますが、増加率は41位と低迷しています。

出典:厚生労働省 一般職業紹介状況 総務省 労働力調査 ヒューマンリソシア ITエンジニア市場調査

評価される技術トレンド

現在の採用市場で特に評価される技術領域は以下の通りです。

クラウドネイティブ開発

ほぼ全ての企業で必須スキルとなっています。Docker、Kubernetes、サーバーレス(AWS Lambda、Google Cloud Functions等)を活用した開発経験は高く評価されます。

AI・機械学習

AI・機械学習の実務経験も需要が急増しています。Pythonを用いた機械学習モデルの開発、TensorFlowやPyTorchなどのフレームワークの活用、さらに2023年以降は生成AIの業務活用経験が差別化要因となっています。

セキュリティスキル

セキュアコーディング、脆弱性診断、ゼロトラストアーキテクチャの設計など、セキュリティを考慮した開発能力は、全てのエンジニアに求められるようになっています。

DX推進に関連するスキル

レガシーシステムのモダナイゼーション、オンプレミスからクラウドへの移行プロジェクト、業務プロセスのデジタル化など、既存システムの刷新経験は重視されています。

リモートワーク時代のアピール要素

新型コロナウイルス感染症拡大を契機に、リモートワークが一般化しました。現在の採用市場では、リモート環境での開発実績が評価されます。

「フルリモート環境で2年間の開発経験」「地理的に分散したチーム(東京・大阪・福岡)でのプロジェクト遂行」のような経験は、柔軟な働き方への適応力を示します。

非同期コミュニケーションツールの活用能力も重要です。Slack、Notion、Miro、Confluenceなどを用いた情報共有やドキュメント作成の経験は、リモート環境でのチーム協働能力の証明となります。

自律的な課題解決能力とセルフマネジメント力は、リモートワークで特に重視されます。

「明確な指示がない状況でも、自ら課題を発見し解決策を提案」のような経験を具体的に記載することで、リモートワーク適性を示せます。

9. テンプレート活用とエンジニアの自己PR効果的な書き方

戦略的 PR・仕上げ マップ

Quality & Strategy

01. Selection

形式を選ぶ

Word:文章重視 Excel:視認性 逆編年体:直近重視
02. Differentiation

PRの核心

強みの言語化 企業親和性 キャリアビジョン
03. Final Polish

完成度を高める

第三者レビュー 音読チェック 校正ツール活用

テンプレートの選び方と自己PRの工夫で、職務経歴書の品質を高めましょう。

職務経歴書のテンプレート選びのポイント

職務経歴書のテンプレートは、Word形式とExcel形式が一般的です。

Word形式は文章中心の記述に適しており、自己PRや職務要約など、ストーリー性を持たせた説明をする場合に読みやすくなります。

Excel形式は表組み中心で、プロジェクト一覧や技術スタックなど、データを整理して提示する場合に視認性が高まります。

記載形式

逆編年体式が推奨されます。最新の経験から記載することで、直近の実績を強調でき、採用担当者が現在のスキルレベルを即座に把握できます。

特にエンジニアは技術の変化が速いため、最新の技術経験を最初に示すことが効果的です。

キャリア式

複数の職種を経験した場合や、特定のスキル(例:クラウド移行プロジェクト)を強調したい場合に有効です。「クラウド移行プロジェクト経験」のようにテーマ別に実績をまとめることで、特定の強みを際立たせることができます。

出典:厚生労働省 ハローワークインターネットサービス

自己PRで差をつける3つの要素

自己PRは、技術スキル以外の強みをアピールする重要なセクションです。

強みの明確な言語化

単に「問題解決力があります」ではなく、具体的なエピソードで示します

。「原因不明の性能劣化問題に対し、ログ分析とプロファイリングを駆使して3日間で根本原因を特定し、処理時間を50%改善しました」のように、どのような強みをどのように発揮したかを説明します。

応募先企業との親和性を示す

応募先企業の技術スタックや事業内容を調査し、自分の経験とどう重なるかを明示します。

「御社が注力されているAWS環境での大規模システム構築において、私のクラウド移行プロジェクト3件の経験を活かし、スムーズなインフラ刷新に貢献できます」のように、企業の課題と自分の強みを接続します。

キャリアビジョンを示す

5年後、10年後の目標と、応募先企業での成長機会をつなげます。

「将来的にはテックリードとして技術選定と組織の技術力向上を担いたいと考えており、御社の技術重視の開発文化の中で、最新技術の導入とチームの育成に携わりたいです」のように記載します。

推敲とブラッシュアップの手順

職務経歴書は一度書いて終わりではなく、推敲とブラッシュアップを繰り返すことで品質が向上します。

第三者レビュー

エンジニアの同僚に技術的正確性を確認してもらい、非エンジニアの知人に読みやすさを確認してもらうことで、バランスの取れた書類になります。

音読チェック

声に出して読むことで、不自然な言い回しや冗長な表現に気づきやすくなります。一文が60文字を超えると読みにくくなるため、長文は分割します。

ツールの活用

Wordのスペルチェック機能で誤字脱字を確認し、文章校正ツール(Ennoなど)で表現の改善点を洗い出します。最終確認として印刷して紙で読むことで、画面では見落としていたミスに気づくことがあります。

推敲のポイント

抽象的な表現を具体的に置き換えることを意識します。「様々な」「幅広い」「多くの」といった曖昧な表現を、具体的な技術名、数値、期間に置き換えることで、説得力が増します。

10. エンジニアの職務経歴書に関するよくある質問

10. エンジニアの職務経歴書に関するよくある質問

職務経歴書作成でよくある疑問に回答します。書き方や転職回数、実績の示し方など、多くのエンジニアが抱える悩みを解決しましょう。

Q1. 職務経歴書は手書きとPC作成のどちらが良いですか?

A. エンジニア職ではPC作成(Word/Excel)が推奨されます。

手書きの職務経歴書は、エンジニア職では非効率と見なされる可能性があります。

PCスキルの証明という意味でも、デジタルで作成することが適切です。また、メールでの提出やオンライン応募フォームへのアップロードが一般的であるため、デジタルファイルでの提出が前提となります。

Q2. 転職回数が多い場合、どう説明すれば良いですか?

A. 転職回数が多い場合でも、各転職での成長や獲得スキルを明記し、一貫したキャリアの方向性を示すことが重要です

「前職ではフロントエンド開発に特化し、現職ではバックエンドとインフラも担当してフルスタックエンジニアへ成長」のように、スキル拡張のストーリーを説明します。

短期離職(1年未満)が複数ある場合は、正当な理由を簡潔に記載することも検討します。

Q3. アピールできる実績が少ないエンジニアはどうすれば?

A. 実務経験が浅い場合や、「特別な実績がない」と感じる場合でも、日常業務での工夫、トラブル対応、チーム貢献は立派な実績です。

STARフレームワークで構造化することで、どんな業務も魅力的な実績に変換できます。

例えば、「障害発生時に迅速に原因を特定し、2時間で復旧させた」「定期的なコードレビューでチームの品質意識を向上させた」など、小さな貢献も具体的に記載することで価値が伝わります。

Q4. 職務経歴書は応募企業ごとに変えるべきですか?

A. 基本構成は共通で良いですが、応募先の求めるスキル・経験を強調するカスタマイズが選考通過率を高めます。

求人票に記載された「必須スキル」「歓迎スキル」を確認し、該当する経験を職務要約や職務経歴の冒頭で強調します。

ただし、虚偽の記載や誇張は厳禁です。自分の実際の経験の中から、応募先に最も関連性の高い部分を前面に出すという考え方で調整します。

Q5. 社外活動やGitHubは職務経歴書に必須ですか?

A. 必須ではありませんが、技術力の客観的証明として有効な差別化要素になります。

特にスタートアップや技術重視の企業では、GitHubの公開リポジトリや技術ブログでの発信が高く評価されます。

実務経験だけでは伝えきれない「自発的な学習姿勢」「最新技術へのキャッチアップ」「コミュニティへの貢献」を示せるためです。

ただし、リンク先のコンテンツが古い、更新が止まっている場合は、逆効果になる可能性があるため、最新の状態を維持することが重要です。

11. エンジニアの職務経歴書作成のまとめ

エンジニアの職務経歴書で通過率を上げるには、技術スタックの具体的記載、成果の数値化、職種別の最適化が重要です。

STARフレームワークで実績を構造化し、GitHubやQiita等の社外活動も統合することで差別化できます。

厚生労働省のデータが示す通り、エンジニアの有効求人倍率は約3.8倍と高水準が続いており、適切にスキルをアピールできれば希望企業からのオファー獲得は十分可能です。

この記事の5つのステップを実践し、転職成功を実現しましょう。

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