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AWS年収の相場と上げ方|資格・職種・グレード別データを徹底解説

AWSエンジニア(国内転職市場)の平均年収は約500〜750万円です。

一方、アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社(AWS Japan)の社員平均年収は約1,355万円(OpenWork調べ)と、同じ「AWS」でも対象によって年収は大きく異なります。

本記事では資格別・職種別・グレード別に年収データを整理し、年収を上げるための具体的な方法まで解説します。外国籍エンジニアの採用実態・ビザ要件についても取り上げています。

この記事を読んでわかること
  • AWSエンジニアの年収相場と、資格レベル(CLF・SAA・SAP)別の年収レンジについて
  • AWS Japan合同会社のグレード(L4〜L8)別年収と報酬体系(RSU・サイニングボーナス)の仕組みについて
  • 外国籍エンジニアがAWS・AWS Japanで働く際のビザ要件と採用実態について

1. AWS年収が指す2つの意味|エンジニア市場とAWS Japan社員で相場が異なる

1. AWS年収が指す2つの意味|エンジニア市場とAWS Japan社員で相場が異なる

「AWS 年収」と検索する場合、実際には2つの異なるニーズが混ざっています。一つは、AWSを仕事で使うエンジニアが転職市場でどれくらいの年収を得られるかという疑問です。

もう一つは、Amazon Web Servicesの日本法人であるアマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社(以下、AWS Japan)に直接入社した場合の給与水準を知りたいというニーズです。

この2つは対象も年収水準も大きく違うため、まず以下の表で整理します。

AWSスキルを持つエンジニアの年収(国内転職市場)

国内IT求人市場でAWSスキルを持つエンジニアは、クラウドインフラの設計・構築・運用を担うポジションが中心です。

保有資格や実務経験年数によって、年収は約350万円(未経験・入門レベル)から1,200万円以上(上級アーキテクト)まで幅広く分布しています。平均は500〜750万円程度で、ITエンジニア全体の平均を上回っています。

AWS Japan合同会社の直接雇用社員の年収

AWS Japanは、世界最大のクラウドプラットフォームを運営するAmazon.comの日本法人です。

口コミサイトOpenWorkの調査によれば、社員の平均年収は約1,355万円(平均年齢約34歳)です。外資系テック企業の中でもトップクラスの水準で、年収はジョブレベル(グレード)制度によって決まります。後述する「L4〜L8」の区分を理解することが、転職の判断に役立ちます。

2. AWSエンジニアの年収相場|国内転職市場の平均・中央値データ

2. AWSエンジニアの年収相場|国内転職市場の平均・中央値データ

国内一般市場でのAWSエンジニアの年収を確認します。

厚生労働省が運営する職業情報サイト(日本版O-NET)job tagでは、クラウドインフラに近い「システムエンジニア(基盤システム)」の年収データを年代別に公表しており、信頼性の高いデータとして参照できます。

平均年収は約500〜750万円・中央値は約550〜600万円

国内の複数求人サイト(レバテックキャリア、フリーランスハブ等)が集計するAWSエンジニアの平均年収は509万〜750万円の範囲です。中央値は約550〜600万円と推定されます。

厚生労働省job tag「システムエンジニア(基盤システム)」の年代別データでは、30代の平均が約687万円、40代が約741万円となっており、民間サイトの集計とおおよそ一致します。

AWSに特化したエンジニアは、同年代の平均をやや上回る傾向があります。

出典:厚生労働省「職業情報提供サイト(日本版O-NET)job tag」システムエンジニア(基盤システム)

ITエンジニア全体の平均と比べてAWSエンジニアは高水準

経済産業省の「IT関連産業の給与等に関する実態調査」では、AI・クラウド・DXなどに携わる「先端IT従事者」の年収の多くが1,000万〜1,500万円の範囲に集中していることが示されています。

クラウドスキルを深めることで、将来的にこの水準を目指せる可能性があります。

一方、ソフトウェア・情報サービス業界全体の平均年収は約581万円(各種求人サイト集計)であり、AWSエンジニアの平均500〜750万円はこれを上回っています。クラウドインフラという専門領域が、市場で高く評価されている結果です。

出典:経済産業省「IT関連産業の給与等に関する実態調査」

3. AWS資格と年収の関係|資格レベル別の年収レンジ一覧

「資格を取っても年収は上がらないのでは?」と感じる方も多いと思います。

この点について、AWSのプレミアパートナーである株式会社サーバーワークスが実施したアンケート調査(Qiita掲載)が、資格の有無と年収に明確な差があることをデータで示しています。

資格取得者の53%が年収600万円以上・未取得者との格差は明確

サーバーワークス社の調査では、AWS認定資格の保有者のうち53%が年収600万円以上を達成しています。一方、資格を持たない方では62%が年収600万円未満でした。

また、資格保有者の99%が「資格取得は仕事に役立った」と回答しており、学習・受験にかかるコストに見合うリターンが期待できます。資格保有者の77.3%が副業もしているという結果も報告されており、スキルの活用範囲が広いことがわかります。


出典:株式会社サーバーワークス「AWS資格で年収は本当に上がるのか?データで検証してみた」(Qiita)

CLF・SAA・SAPの資格レベル別年収レンジ比較

AWS認定資格は入門から専門レベルまで段階があり、取得する資格のレベルと実務経験年数の組み合わせが年収に大きく影響します。
以下の表で確認してください。

※上記は国内転職市場の複数求人サイト集計値およびサーバーワークス社調査をもとにした目安です。企業規模・案件の商流・地域によって異なります。

プロフェッショナル資格(SAP)取得でアソシエイトより年収約30%アップ

同調査では、SAA保有者の平均年収が約570万円であるのに対し、SAP保有者では約740〜760万円となっており、ステップアップで約30%の年収増が確認されています。

ただし、資格だけで年収が上がるわけではありません。「複数資格+実務での設計経験」の組み合わせが最も市場で評価されます。資格と実務をセットで積み上げることが、コスパの高いキャリアプランです。

出典:株式会社サーバーワークス「AWS資格で年収は本当に上がるのか?データで検証してみた」(Qiita)

4. AWSエンジニアの職種・経験年数別年収|転職市場での自分の位置を確認

4. AWSエンジニアの職種・経験年数別年収|転職市場での自分の位置を確認

資格レベルに加えて、実務経験の年数と担当業務の内容も年収に大きく影響します。

同じAWSスキルでも、運用・保守メインの業務と設計・構築を担う業務では市場評価が異なります。経験年数別に年収の目安を確認しましょう。

未経験・初級(0〜2年)は年収350〜500万円が相場

CLF取得相当で、主に運用・監視・保守業務を担うジュニアレベルの年収帯は350〜500万円が目安です。この段階では、次のステップとしてSAAの取得と設計業務への移行を目指すことが年収アップへの現実的な方向性です。

未経験から入社できる求人も増えており、入社後1〜2年で資格取得と業務範囲の拡大を進めることで年収を引き上げやすくなります。

中級(3〜5年)は設計・構築を担い年収500〜800万円が狙える

SAA〜SAPの取得レベルで、クラウドインフラの設計・構築をメインで担えるエンジニアの年収は500〜800万円が現実的な水準です。

国内転職市場でAWSエンジニアの需要が最も高いのはこの経験年数帯です。セキュリティやコスト最適化の知識も加わると、年収交渉でさらに有利になります。

上級・スペシャリスト(5年以上)は年収800万〜1,200万円も現実的

SRE・セキュリティ・上位アーキテクト職など、特定の専門分野に深く特化したシニアエンジニアは、年収800万〜1,200万円も現実的な選択肢です。

日本国内ではこのレベルの人材が不足しており、条件交渉次第で当初の提示額を大きく超えるオファーが出るケースもあります。AWS Specialty資格(セキュリティ、データベース、機械学習等)を1つ以上持っていると、採用評価で有利に働きます。

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5. AWS Japan合同会社の年収実態|平均1,355万円の内訳と仕組み

AWS Japan本体への転職を検討する場合、「平均1,355万円」という数字の背景にある報酬の仕組みを理解しておくことが重要です。

OpenWork(口コミ・評価サイト、平均年齢約34歳のデータ)をもとに、年収の構造を詳しく説明します。

ジョブレベル(L4〜L8)が年収を決める外資系特有の仕組み

日本企業では「課長・部長・本部長」といった役職名が年収の基準になりますが、AWS Japan(Amazonグループ)ではジョブレベル(グレード)という数値が年収の軸です。

L4からL8以上まで段階があり、同じ職場でもジョブレベルによって年収が大きく変わります。

中途採用では前職の実績・スキルに応じてジョブレベルが決まるため、面談前に自分がどのレベルに当たるか把握しておくと安心です。


出典:OpenWork口コミデータ/corp-research.jp「Amazon/AWSジョブレベル別年収」 / tenshoku.jobree.co.jp「AWSの年収」

年代別年収の目安|20代〜50代でどう変わるか

OpenWorkのデータでは平均年齢約34歳・平均年収約1,355万円という数値が示されており、30代でL5〜L6レベルに達することがこの水準の背景にあります。
年代別の目安は以下のとおりです。

※ジョブレベルは年齢で自動的に上がるものではなく、成果・評価をもとにした昇進(プロモーション)で決まります。上記は参考値です。

職種別の年収差|SAとTAMとセールスで報酬の仕組みが違う

ソリューションアーキテクト(SA)

顧客企業にAWSの設計提案や技術サポートを行うSAは、AWS Japan内でも専門性が高い職種です。高い技術力とコンサルティングスキルが必要で、L5〜L6レベルが多く、年収は比較的安定して高い傾向があります。

テクニカルアカウントマネージャー(TAM)

既存の顧客企業のAWS活用を技術面からサポートするTAMは、長期的な顧客関係の構築が中心業務です。技術力に加えてアカウント管理のスキルも求められ、年収帯はL4〜L6が中心です。

営業(セールス)職

セールス職はコミッション(歩合)が加わる報酬体系で、売上の成果によって年収が大きく変わります。固定給は他職種と同じジョブレベルで設定されますが、成果が高ければ同レベルの他職種を大幅に上回るケースもあります。

6. AWS Japanの報酬体系|基本給・サイニングボーナス・RSUの仕組み

6. AWS Japanの報酬体系|基本給・サイニングボーナス・RSUの仕組み

AWS Japan(Amazonグループ)の報酬は「基本給」「サイニングボーナス(入社一時金)」「RSU(譲渡制限付き株式)」の3つで構成されています。

平均1,355万円はこれらの合計であり、入社年次によって内訳が大きく変わります。転職を検討する際は3つの要素をセットで理解することが大切です。

入社1〜2年目はサイニングボーナスで総報酬を補う仕組み

入社1年目はRSUの付与が5%、2年目は15%と少ないため、この期間の報酬はRSUだけでは低くなります。

その補いとして、AWS Japanでは年額120〜180万円のサイニングボーナスが支給されます。入社直後から安定した報酬水準を維持するための仕組みです。

3年目・4年目はRSU(株式報酬)が40%ずつ受け取れる「4年の壁」

サイニングボーナスは2年目で終わります。代わりに3年目からRSUの付与が40%→40%と一気に増えます。

ただしサイニングボーナスがなくなるため、3年目の総報酬は2年目よりやや下がって見える場合があります。この構造が「4年の壁」と呼ばれる理由です。

RSUはAmazon(AMZN)の株式で付与されるため、株価・為替の変動によって実際の受取額が±30%程度変わることがあります。4年間在籍することでRSUをすべて受け取れる設計のため、途中退職すると残りのRSUは受け取れなくなります。

L5・L6の4年間シミュレーション(基本給+サイニング+RSU)

以下の表はL5・L6グレードにおける入社1〜4年目の報酬モデルです。

※RSUはAmazon(AMZN)の株価・円ドル為替レートの変動により実際の受取額が変わります。上記は参考モデルであり、実際のオファー内容とは異なる場合があります。

出典:corp-research.jp「Amazon/AWSジョブレベル別年収」 / tenshoku.jobree.co.jp「AWSの年収」

みなし残業70時間の実態|高年収と合わせて確認しておきたいリスク

AWS Japanの雇用契約では、月70時間のみなし残業が基本給に含まれているケースが一般的とされています。高年収の一部はこのみなし残業分を含んでいる点に注意が必要です。

実際の労働時間は部署や職種によって異なりますが、転職を検討する際は年収の額面だけでなく、実際の労働時間と時間あたりの単価も合わせて確認することをおすすめします。

なお、経済産業省の調査では、AI・クラウド・DXに携わる先端IT従事者の年収の多くが1,000〜1,500万円に分布しています。

AWS Japanの平均1,355万円はこの水準に合致しますが、みなし残業70時間分を含む点を踏まえると、実質的な時給ベースの単価は額面から単純計算されるより低くなる可能性があります。

基本給・みなし残業・RSUを分解して確認した上で、オファー条件を判断することをおすすめします。

7. AWSエンジニアの年収比較|会社員のまま働くかフリーランスとして独立するか

AWSスキルを持つエンジニアにとって、会社員として働き続けるか、フリーランスとして独立するかは年収を大きく左右する選択です。それぞれの年収水準とメリット・デメリットを比較します。

フリーランスAWSエンジニアの平均月単価は63〜80万円・年収換算840〜960万円

フリーランス向け案件マッチングサービス(フリーランスハブ等)の集計によれば、フリーランスAWSエンジニアの平均月単価は63〜80万円で、年収換算840〜960万円に相当します。

会社員の中級〜上級エンジニア(500〜800万円)と比べると、独立によって年収が大幅に上がる可能性があります。

ただし、フリーランスには社会保険の自己負担、確定申告、案件の空白期間リスク、退職金・福利厚生がないといったデメリットもあります。

実務3年以上かつSAA以上の資格があるエンジニアであれば独立の費用対効果は高くなりますが、これらのリスクも踏まえた上で判断することが大切です。

なお、サーバーワークス社の調査ではSAP取得者の平均年収が約745万円とされています。

フリーランスに移行した場合の840〜960万円(月単価63〜80万円換算)と比較すると、SAP取得のタイミングは単なるスキルアップの節目ではなく、働き方を見直す判断ポイントにもなりえます。

AWS・Azure・Google Cloudの年収相場を比較

転職・独立を検討する際、AWS以外のクラウドと年収相場を比べることも参考になります。

AWSは国内クラウド市場で高いシェアを維持しており、案件数・求人数ともに各種求人サイト集計で最多となっています。

AWSを軸にAzure・Google Cloudも扱えるマルチクラウド対応エンジニアや、SRE領域に特化したエンジニアは年収1,000万円超の案件を狙いやすくなります。

参考:freelance-hub.jp「AWSエンジニアの年収は?収入を上げる方法や未経験からの目指し方も紹介」 / infla-lab.com「クラウドエンジニアの年収は高い?年収1,000万はどんな人?」

8. 外国籍エンジニアのAWS年収|ビザ・日本語力・採用実態まとめ

8. 外国籍エンジニアのAWS年収|ビザ・日本語力・採用実態まとめ

日本でAWSエンジニアとして働くことを検討している外国籍エンジニア、またはAWS Japanへの転職を目指す方にとって、ビザ要件・日本語能力・採用実態は特に気になる点です。それぞれをわかりやすく整理します。

AWS Japanは外国籍エンジニアの採用実績が豊富な英語環境

AWS Japanは外資系企業であり、社内のやりとりの多くが英語で行われます。技術職(SA・TAM等)の採用では、日本語よりも技術力・英語力・問題解決能力が重視されます。

そのため、外国籍エンジニアでも採用されやすい環境です。年収はジョブレベルと職種・成果で決まるため、日本語能力が年収に直接影響することはほぼありません。

就労ビザ(技術・人文知識・国際業務)とAWSエンジニアの年収の関係

在留資格「技術・人文知識・国際業務」の要件

外国籍エンジニアが日本でITエンジニアとして働くには、一般的に在留資格「技術・人文知識・国際業務」(通称:技人国)が必要です。

主な条件は、①IT関連分野での大学・専門学校相当の学歴、または②10年以上の実務経験です。AWSスキルはIT専門知識として評価され、AWS認定資格の保有は実務能力のアピールに役立ちます。

在留資格の要件は個別の事情によって異なるため、詳細は出入国在留管理庁または専門家に確認してください。

出典:出入国在留管理庁「在留資格から探す」

年収と高度専門職ビザへの切り替え

年収は在留資格の更新審査でも考慮されます。また、ポイント制ビザ「高度専門職1号(ロ)」では年収が高いほどポイントが加算され、永住申請の期間短縮(通常10年→最短1年)にもつながります。

AWSエンジニアとして年収700万円以上を達成すると、このビザへの切り替えを検討できる水準になります。ポイント制の詳細は出入国在留管理庁の高度人材ポイント制ページを参照してください。

出典:出入国在留管理庁「高度人材ポイント制」

日本語能力(JLPT)が年収交渉に与える影響は職場環境による

日本語能力が年収に与える影響は、働く職場の種類によって大きく変わります。

AWS Japanを目指す外国籍エンジニアにとっては、日本語学習よりも英語での技術コミュニケーションとAWSスキルの向上に時間を使う方が効果的です。

一方、国内SIerを目指す場合はJLPT N2以上が採用・年収交渉で明確に有利になります。

どの職場を目指すかによって、日本語学習への投資効果が変わります。

9. 外資系IT企業との年収比較|AWS Japanは業界何位か

AWS Japanへの転職を考える際、他の外資系IT大手と比べて年収水準がどの位置にあるかを知っておくと判断しやすくなります。口コミサイト(OpenWork等)および各種調査データをもとにした比較です。

Google・Microsoft・Salesforce・Oracleとの年収ランキング比較

出典:OpenWork口コミデータ(各社2025年時点)/tleon.co.jp「AWS Japan平均年収」 / tenshoku.jobree.co.jp「AWSの年収」

Google Japanが突出して高い一方、AWS Japanは業界2位です。

日本マイクロソフト・日本オラクルとの差は約100万円程度であるため、転職先を選ぶ際は年収以外の要素(事業内容、キャリアパス、働き方など)も含めて総合的に比較することをおすすめします。

10. AWSエンジニアが年収を上げる方法|今日から取り組める具体的なアクション

10. AWSエンジニアが年収を上げる方法|今日から取り組める具体的なアクション

ここまでのデータをもとに、年収を上げるための具体的なアクションをまとめます。現在の経験年数やスキルレベルを問わず、取り組める内容です。

AWS認定資格をアソシエイト以上に引き上げることが確実な方向性

年収アップへの現実的な方向性は、SAAの取得を起点にステップアップすることです。「SAA取得→設計業務で3年の実務経験→SAP挑戦」というキャリアの流れが、コスパの高いプランです。

サーバーワークス社の調査では、資格保有者の99%が「資格取得は仕事に役立った」と回答しています。資格の学習自体が実務力アップにもつながるため、早めに取り組むことが将来の年収に直結します。

出典:株式会社サーバーワークス「AWS資格で年収は本当に上がるのか?データで検証してみた」(Qiita)

一次請け・プライム案件への参加で年収の天井が変わる

同じスキルでも、関わるプロジェクトの商流(エンドユーザーとの距離)によって年収は大きく変わります。

二次請け・三次請けの環境では中間マージンが引かれるため、エンジニアへの報酬が少なくなりがちです。エンドユーザー直接または一次請けのポジションでは、同じスキルでも年収が50〜150万円程度高くなるケースが多く報告されています。

求人票を確認する際は「どの商流か」を必ずチェックしましょう。

フリーランスへの移行またはAWS Japan転職が年収1,000万円への現実解

実務5年以上・SAP保有レベルで年収1,000万円を目指す場合、主な選択肢は2つです。

2つの主な選択肢

  • フリーランス独立
    月単価63〜80万円・年収換算840〜960万円が目安。SREやマルチクラウド領域に特化すれば1,000万円超も狙えます。
  • AWS Japan転職(L5以上)
    L5グレードで年収700〜1,300万円が目安。報酬体系(RSU・サイニングボーナス)を理解した上でオファー交渉に臨むことが重要です。

どちらを選ぶにしても、自分のスキルと市場価値を正確に把握した上で動くことが、年収アップを実現するための出発点です。

11. AWS年収に関するよくある質問

AWSエンジニアの年収についてよく検索される質問をまとめました。

未経験の初年度年収、資格全冠の効果、将来の年収トレンド、RSUの受取タイミング、外国籍エンジニアの採用実態について、それぞれシンプルに回答します。

未経験からAWSエンジニアになると初年度の年収はいくらですか?

A. CLFを取得して未経験から入社した場合の初年度年収は、おおむね350〜450万円が目安です。

入社後は運用・監視・保守業務で経験を積みながら、SAA取得を目指すことが次のステップです。2〜3年でSAAを取得して設計業務に移行できると、年収500〜700万円台への引き上げが現実的になります。

AWS資格の全冠取得は年収に影響しますか?

A. 転職先によって影響が異なります。

AWS Japan本体では、資格全冠よりもジョブレベルの査定(実績・スキルの深さ)と業務成果が年収を決める主な要素です。

一般市場では、複数資格+実務経験の組み合わせが転職交渉で有利に働きます。全冠取得は学習の幅を広げるメリットはありますが、実務経験と組み合わせることが大切です。

AWSエンジニアの年収は今後上がりますか?

A. 上昇傾向が続くと見込まれます。

経済産業省の試算では2030年にIT人材が最大79万人不足するとされており(「IT人材需給に関する調査」2019年)、クラウド・DX領域の専門人材不足は特に深刻です。

クラウド基盤の需要が幅広い産業で増え続ける限り、AWSエンジニアの年収は中期的に上昇傾向を維持する可能性が高いと考えられます。ただし市場環境は変化するため、最新情報は定期的に確認することをおすすめします。

参考:経済産業省「IT人材需給に関する調査」

AWS JapanのRSU(株式報酬)はいつもらえますか?

A. 入社時に付与されたRSU総額に対し、1年目に5%、2年目に15%、3年目に40%、4年目に40%の比率で段階的に受け取れます。

4年間在籍することですべてを受け取れる仕組みで、3〜4年目に大半が受け取れることが「4年の壁」と呼ばれる理由です。

途中退職すると残りのRSUは受け取れなくなるため、オファー検討時に在籍期間と総報酬を一緒に確認することをおすすめします。

外国籍エンジニアはAWS Japanに転職できますか?日本語は必須ですか?

A. 外国籍エンジニアの採用実績は豊富で、AWS Japanはグローバル採用を積極的に行っています。

SAやTAMなどの技術職は英語で業務を進められるポジションが多く、日本語が必須でない職種もあります。

ただし、日本の顧客を担当するポジションでは日本語でのコミュニケーションが必要な場合があります。日本語要件は職種・チームによって異なるため、求人票を個別に確認することを推奨します。

12. AWS年収まとめ|相場・上げ方・AWS Japanの実態を押さえて転職に備える

12. AWS年収まとめ|相場・上げ方・AWS Japanの実態を押さえて転職に備える

AWSエンジニアの年収は、資格レベルと実務経験の掛け算で決まります。国内転職市場の平均は500〜750万円ですが、SAP以上の資格と5年超の経験があれば800万〜1,200万円も狙えます。

AWS Japan転職では、ジョブレベルと報酬体系(RSU・サイニングボーナス)を正しく理解することがオファー交渉の鍵です。外国籍エンジニアにとっては、ビザ要件と職場環境の選択が年収に直結する重要なポイントになります。

まずは資格学習の開始や転職エージェントへの相談から動き出してみましょう。

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