「AWSエンジニアはきつい」「やめとけ」という声を聞いて不安を感じているエンジニアや志望者は少なくありません。
クラウド市場の拡大に伴いAWSエンジニアの需要は高まる一方で、24時間体制の障害対応や終わらない技術キャッチアップなど、現場には確かに厳しい側面が存在します。
本記事では、厚生労働省や経済産業省などの公的データをもとに、AWSエンジニアがきついと言われる理由、向いている人の特徴、そして具体的な乗り越え方まで解説します。
- AWSエンジニアがきついと言われる5つの具体的な理由と労働実態にういて
- 向いている人・向いていない人の特徴と自己適性の判断基準について
- きつさを乗り越えるための具体的な方法と将来性の評価について
1. AWSエンジニアがきついと言われる5つの理由

AWSエンジニアが「きつい」と言われる背景には、技術的な難易度の高さだけでなく、労働環境や市場構造に起因する複合的な要因が存在します。
本セクションでは、現場で実際に直面する5つの具体的な理由を、公的データと業界実態をもとにくわしく解説します。
理由①:技術のキャッチアップが終わらない
AWSの年間3,000件以上のアップデートへの対応
AWSは世界最大規模のクラウドサービスプロバイダーとして、年間3,000件以上の新機能やサービスアップデートを実施しています。
これは1日平均8件以上のペースであり、既存サービスの仕様変更や新機能の追加が絶え間なく行われている現実を意味します。
エンジニアは担当するシステムの安定稼働を保つため、セキュリティパッチや機能改善のアップデートを常に把握し、既存環境への影響を評価する必要があります。
しかし、通常業務をこなしながらこれらの情報をキャッチアップすることは容易ではなく、結果として業務時間外の自己学習が不可避となるケースが多く見られます。
技術トレンドの変化による既存知識の陳腐化
クラウドネイティブ、サーバーレスアーキテクチャ、コンテナ技術といった新しい概念が次々と登場し、数年前のベストプラクティスが通用しなくなる速度は加速しています。
IPA「DX白書2023」では、デジタル人材に求められるスキルセットが多様化・高度化していることが指摘されており、単一領域の知識だけでは対応できない状況が示されています。
この継続的な学習要求は、「勉強しても終わりが見えない」という心理的負担となり、特に他の職種から転職してきたエンジニアにとっては、大きなプレッシャーとなる場合があります。
出典:IPA DX白書2023
理由②:24時間365日の障害対応とオンコール体制
深夜・休日の緊急呼び出しリスク
クラウドシステムは企業の基幹業務を支えているため、障害発生時には迅速な対応が求められます。
多くの企業ではオンコール当番制度を導入しており、担当週間中は深夜・早朝・休日でも呼び出される可能性があります。
オンコール手当の有無や金額は企業によって大きく異なり、手当を支給する企業もあれば、手当なしで対応を求められるケースも存在します。
労働基準法および企業の就業規則に基づき、オンコール手当の規定は多様です。実務上は月額1万円〜5万円程度のケースが見られます。この待遇面での格差が、「きつさ」の実感を左右する要因の一つとなっています。
障害対応のプレッシャーとメンタル負荷
システム停止は事業継続に直結する重大インシデントとなり得ます。
ECサイトであれば売上損失、金融システムであれば社会的信用の失墜につながるため、原因特定と復旧までの時間的プレッシャーは極めて大きいものがあります。
厚生労働省「ITエンジニアのワーク・エンゲージメント向上に関する個人向け意識調査」では、IT業界における精神的負担の高さとメンタルヘルス対策の重要性が示されています。
特に責任の重い立場にあるエンジニアほど、このプレッシャーによる精神的消耗は大きくなる傾向にあります。
出典:厚生労働省 ITエンジニアのワーク・エンゲージメント向上に関する個人向け意識調査
理由③:運用・監視業務から抜け出せない
構築よりも運用・保守に時間を取られる現実
クラウド移行後の運用・監視業務は想像以上に比重が大きくなります。
アラート対応、ログ監視、パッチ適用、バックアップ確認など、日々の繰り返し作業が業務時間の大半を占めるケースも少なくありません。
「AWS資格を取得して設計・構築を担当したい」という期待を持って入社したものの、実際には単純な運用作業ばかりというギャップに直面するエンジニアは多く見られます。
特にSES(システムエンジニアリングサービス)や下請け企業に所属している場合、上流工程に携わる機会が限られ、運用業務に固定されやすい構造があります。
運用経験だけでは市場価値が上がりにくい
転職市場で高く評価されるのは、要件定義や設計、構築といった上流工程の経験です。運用・監視のみの経験では、次のキャリアステップが見えにくく、停滞感を感じやすくなります。
案件によっては数年間運用から抜け出せず、気づけば市場価値の高いスキルを習得する機会を逃してしまうケースもあります。このキャリアパスの不透明さが、「きつい」と感じる大きな要因となっています。
理由④:AWS以外の幅広い知識が必須になる
インフラ基礎知識なしでは実務が成り立たない
AWSは既存のインフラストラクチャ技術を抽象化したサービスであり、その本質を理解するにはLinux、ネットワーク、セキュリティといった基礎知識が不可欠です。
具体的には、Linuxのコマンド操作、シェルスクリプト、プロセス管理の理解、TCP/IPやDNS、サブネット設計、ロードバランサーといったネットワークの知識、IAMポリシー設計、暗号化、脆弱性対策などのセキュリティ理解が求められます。
これらの基礎がない状態でAWSを扱おうとすると、表面的な操作はできても、トラブル発生時の原因究明や最適な構成の設計ができず、実務で苦労することになります。
アプリケーション開発やDevOps領域まで求められる
近年のAWSエンジニアには、インフラの枠を超えた幅広いスキルが要求されます。
サーバーレスアーキテクチャであるLambdaを扱うにはPythonやNode.jsなどのプログラミングスキルが必須であり、CI/CDパイプライン構築にはCodePipeline、GitLab CI、Jenkinsといったツールの知識が必要になります。
さらにコンテナ技術(Docker、ECS、EKS)の習得も避けて通れません。
IPA「DX白書2023」では、デジタル時代の人材に複合的なスキルが求められる傾向が強まっていることが示されており、AWSエンジニアもその例外ではありません。
出典:IPA DX白書2023
理由⑤:AWS資格だけでは実務に通用しない
AWS認定資格試験と実務のギャップ
AWS認定資格のSAA(ソリューションアーキテクト アソシエイト)などは、クラウドの基礎知識を証明する有効な資格ですが、試験勉強は座学中心であり、実機でのトラブルシューティング経験や設計判断の訓練は含まれていません。
そのため、「資格ホルダー」と「実務で使えるAWSエンジニア」の間には大きな隔たりがあります。
資格取得後に現場に入り、想定外の障害対応や複雑な要件への対応に苦慮するケースは珍しくありません。
ハンズオン経験がないと評価されない転職市場
未経験者がAWSエンジニアとして採用されるハードルは高く、資格だけでは十分な評価を得られない現実があります。
企業が求めているのは、実際にVPCを設計し、EC2やRDSを構築し、セキュリティグループを適切に設定した経験を持つ人材です。
経済産業省「IT人材育成の状況等について」では、実践力を重視する企業の傾向が示されており、ポートフォリオや実際の構築経験の有無が採用の決め手となっています。
資格取得後にハンズオン演習やポートフォリオ作成を行わないまま転職活動を行うと、想定以上の苦戦を強いられる場合もあります。
2. データで見るAWSエンジニアのきつい労働実態

AWSエンジニアの「きつさ」を客観的に理解するには、労働時間や年収といった具体的なデータを確認することが重要です。
本セクションでは、公的機関や信頼性の高い調査データをもとに、AWSエンジニアの労働環境と待遇の実態を解説します。
AWSエンジニアの平均残業時間と労働環境
残業時間の統計データ
サーバー・クラウドエンジニアの平均残業時間は月26.5時間程度とされており、これは全職種平均の12.8時間と比較すると約2倍の水準です。
さらに繁忙期、特にシステムリリース前後では月45時間を超えるケースも報告されています。
厚生労働省「ITエンジニアのワーク・エンゲージメント向上に関する個人向け意識調査」では、IT業界全体の労働時間や働きがいに関する詳細な実態が示されており、エンジニアの労働環境改善が重要な課題として位置づけられています。
プロジェクトの性質によっては、通常期と繁忙期で残業時間に大きな振れ幅があり、プロジェクトマネージャークラスでは繁忙期に45.1時間、通常期でも25.2時間の残業が発生するという調査結果もあります。
出典:フリーランススタート エンジニアの平均残業時間 厚生労働省 ITエンジニアのワーク・エンゲージメント向上に関する個人向け意識調査 情報サービス産業協会 プロジェクトと残業時間
オンコール待機の心理的拘束感
残業時間の数値以上に「きつい」と感じさせる要因が、オンコール待機による心理的拘束感です。
物理的に働いていない時間でも、「いつ呼ばれるかわからない」という緊張状態が続くため、精神的な休息が十分に取れないという声が多く聞かれます。
特にシステムリリース前後や、重要なキャンペーン期間中などは、緊張状態が数日から数週間続くこともあり、ワークライフバランスへの影響は深刻です。
リモートワークとフレックスタイム制の普及
一方で、クラウド業務の特性上、AWSエンジニアはリモートワーク導入率が比較的高い職種でもあります。
情報労連「ITエンジニアの労働実態調査2023」では、フレックスタイム制の活用状況や働き方の柔軟性について詳細なデータが示されています。
リモートワークやフレックスタイム制により、通勤時間の削減や働く時間帯の調整が可能になる一方で、オンコール対応がある場合は完全な自由度は得られないという制約も存在します。
企業によって制度の実態は大きく異なるため、転職時には制度の有無だけでなく、実際の運用状況を確認することが重要です。
AWSエンジニアの平均年収と市場価値
年齢・経験年数別の年収データ
AWSエンジニアの年収は、年齢や経験年数、担当する業務範囲によって大きく異なります。レバテックキャリアやIndeedの統計データによると、以下のような年収分布となっています。
<年代・役職別の平均年収>
- 20代若手:約390万円
- 基本操作、資格(CLF/SAA)保有、OJT中心の業務
- 30代中堅:約550万円
- 一人での構築、障害対応、運用改善が可能
- 40代ベテラン・アーキテクト:約640万円以上
- 設計、チームリード、コスト最適化の実施
- マネージャー職:約672万円
- プロジェクト管理、顧客折衝の担当
(出典:レバテックキャリア)
全エンジニア平均と比較した年収水準
AWSエンジニアの年収は全エンジニア平均を上回る給与水準にあります。
これは市場における需要が供給を大きく上回っていることに起因しており、需要過多による高年収化が進んでいます。
実務経験3年以上で年収600万円超も現実的であり、スキルと実績次第では1,000万円以上も可能です。
特にフリーランスとして活動する場合、月額80万円〜120万円の高単価案件も存在し、年収換算で1,000万円以上を実現しているエンジニアも少なくありません。
このように、AWSエンジニアの「きつさ」の裏には、それに見合った高い市場価値と収入が存在していることがデータから確認できます。
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3. AWSエンジニアに向いている人・向いていない人の特徴
AWSエンジニア適性診断
クラウドの世界で活躍できる資質をチェック
向いている人の特徴
継続的な学習意欲
年3000の更新を楽しむ冷静な問題解決
障害時に論理的に動ける仕組みへの探求心
システムの裏側に興味がある見送るべき人の特徴
ルーティン志向
変化と学習を避けたい緊急対応の困難
オンコールの負担が重い技術への無関心
表面的な操作で満足するAWSエンジニアとして充実したキャリアを築けるかどうかは、技術スキルだけでなく、性格や価値観との適合性にも大きく左右されます。
本セクションでは、向いている人と向いていない人の特徴を具体的に解説します。
AWSエンジニアに向いている人の特徴
継続的な学習を楽しめる人
新しい技術やサービスへの好奇心があり、自発的に情報収集することが苦にならない人は、AWSエンジニアに向いています。
技術ブログや公式ドキュメントを読むことに抵抗がなく、むしろ新しい機能を試すことに喜びを感じられる方です。
変化を前向きに捉え、「また新しいことを覚えなければならない」ではなく「新しい技術を学べるチャンスだ」と成長機会として楽しめる姿勢が重要です。
年間3,000件以上のアップデートがあるAWSの世界では、この学習意欲こそが最大の強みとなります。
責任感があり冷静に問題解決できる人
障害発生時にパニックにならず、論理的に状況を整理して対処できる人は適性があります。
プレッシャー下でも冷静な判断ができ、「まず何を確認すべきか」「どの順序で復旧作業を進めるか」を体系的に考えられる方です。
システムの安定稼働に対する責任感を持ち、「自分が担当するシステムは絶対に落とさない」という使命感を持てる人は、オンコール体制の厳しさも乗り越えていけます。
インフラやシステムの裏側に興味がある人
「なぜ動くのか」「どういう仕組みか」を追求したい知的好奇心がある人は、AWSエンジニアに向いています。
ネットワークやOSなど、技術の本質に興味があり、表面的な操作方法だけでなく、その背後にある原理原則を理解したいという探求心を持つ方です。
目に見えない部分を支える仕事にやりがいを感じられる人、縁の下の力持ちとしての役割に誇りを持てる人は、長く充実したキャリアを築けるでしょう。
AWSエンジニアに向いていない人の特徴
安定したルーティンワークを好む人
決まった業務内容を繰り返すことに安心感を覚え、変化や新しい学習をストレスに感じる人には、AWSエンジニアは厳しい職種です。
既存知識だけで仕事を続けたいと考える方、一度覚えた手順を長く使い続けたい方には不向きです。
技術の進化速度が速いため、「やっと慣れたのにまた変わる」という状況が頻繁に発生します。この変化に対して柔軟に適応できない場合、継続的なストレスを感じることになります。
緊急対応や夜間呼び出しが困難な人
ワークライフバランスを何よりも重視し、仕事とプライベートを完全に分けたいと考える人には、オンコール体制は大きな負担となります。
夜間・休日の緊急対応に強いストレスを感じる方、家庭の事情などで夜間対応が物理的に難しい方は、企業選びを慎重に行う必要があります。
ただし、すべてのAWSエンジニアがオンコール対応を求められるわけではなく、企業や案件によっては、日中の開発業務中心で働けるポジションも存在します。
適性に不安がある場合は、面接時に労働環境を詳しく確認することが重要です。
技術そのものへの興味が薄い人
ツールとして使えればよいという考えで、深い理解を求めず表面的な操作方法の習得で満足する人には、AWSエンジニアは向いていません。技術的な探求心がなく、「なぜそうなるのか」を考えることに関心が持てない方です。
AWSの実務では、マニュアル通りに進まないトラブルや、複数の要因が絡み合った複雑な問題に直面することが日常的にあります。
その際、技術の本質を理解していないと原因究明ができず、結果として「きつい」と感じる場面が増えてしまいます。
4. AWSエンジニアのきつさを乗り越える5つの方法

AWSエンジニアの「きつさ」は確かに存在しますが、適切な準備と戦略によって乗り越えることが可能です。本セクションでは、実践的な5つの方法を具体的に解説します。
方法①:インフラ基礎を最優先で固める
Linux・ネットワークの基礎学習
AWSを扱う前に、まずはLinuxとネットワークの基礎を固めることが最優先です。
LinuxサーバーのCLI操作(CentOS、Ubuntu)、TCP/IP、サブネット計算、ルーティングの理解、ネットワーク構成図の読み方と設計の基本を習得します。
推奨される学習リソースとしては、UdemyのLinux講座、書籍「新しいLinuxの教科書」、Linux Academyなどがあります。
これらの基礎があることで、AWSの各サービスが「何を抽象化しているのか」が理解でき、学習効率が向上します。
仮想化とコンテナ技術の理解
EC2の裏側にある仮想化技術(Xen、Nitro)、Dockerの基本操作とコンテナの概念、オンプレミスとクラウドの違いの本質的理解を深めることで、AWSサービスの動作原理が明確になります。
これらの基礎があることで、AWS特有の機能も理解しやすくなり、トラブル発生時の原因究明能力が大幅に向上します。
方法②:ハンズオン演習でAWS実務経験を補う
AWS無料利用枠(Free Tier)の活用
AWS無料利用枠の範囲と期限を正確に理解した上で、実際にVPC、EC2、RDS、S3などを構築してみることが重要です。座学だけでは得られない実機操作の感覚を養うことができます。
ただし、コスト管理の重要性も忘れてはいけません。誤課金を防ぐため、CloudWatchアラートやBudgetsを設定し、予算を超えそうな場合は通知が届くようにしておく必要があります。
ポートフォリオ作成でAWSスキルを可視化
GitHubでの構成管理とドキュメント化、Terraform、CloudFormationでのIaC(Infrastructure as Code)実践により、採用担当者に見せられる成果物を作成します。
重要なのは、自分で設計・構築した環境について、「なぜこの構成にしたのか」「どのような要件を満たすために、どのAWSサービスを選択したのか」を明確に説明できることです。
この説明能力が、面接時の大きなアピールポイントとなります。
方法③:働きやすい職場環境を見極める
SES・多重下請け構造を避ける
自社開発企業とSESの違いを理解し、AWSパートナー企業のティア(ランク)を確認することが重要です。案件が上流工程か下流工程か、技術的な裁量権があるかどうかを見極めます。
多重下請け構造の下層に位置する企業では、運用・監視業務に固定されやすく、キャリアアップの機会が限られる傾向があります。
働きやすい企業の特徴
AWSエンジニアが働きやすい企業には、いくつかの共通した特徴があります。
<確認すべきポイント>
- オンコール手当・深夜手当の有無と金額
- リモートワーク・フレックスタイム制度の実態(制度があるだけでなく実際に使われているか)
- 技術的負債が少なく、モダンな技術スタックを採用している
- 転職口コミサイト(OpenWork、転職会議など)での評判
面接時には、労働環境について具体的に質問することが重要です。「平均的な1日のスケジュール」「オンコール当番の頻度」「繁忙期の残業時間」などを確認しましょう。
方法④:学習コミュニティとメンターの活用
JAWS-UGなどのAWSコミュニティ参加
JAWS-UG(Japan AWS User Group)は、現役AWSエンジニアとの交流機会が得られる貴重なコミュニティです。
最新情報や実践的なノウハウの共有、勉強会・ハンズオンイベントへの参加が可能で、全国各地に支部があり、オンライン参加もできます。
コミュニティに参加することで、「自分だけが苦労しているわけではない」という安心感や、同じ悩みを持つ仲間との出会いが得られます。
技術ブログやQiitaでのアウトプット
学んだことを言語化することで理解が深まり、コミュニティからのフィードバックで成長が加速します。また、継続的なアウトプットは転職時のアピール材料にもなります。
週に1本など、無理のない頻度で継続的にアウトプットする習慣を形成することが、長期的な成長につながります。
方法⑤:明確なキャリアパスを描く
専門性を深めるか、幅を広げるかの選択
キャリアの方向性は大きく3つに分かれます。
<キャリアパスの選択肢>
- AWSアーキテクトとしての深化(専門性を追求)
- 大規模システムの設計、コスト最適化のエキスパートへ
- SRE、DevOpsエンジニアへの展開(幅を拡大)
- 開発とインフラの橋渡し、自動化の推進
- マネジメント職への移行(技術×組織)
- チームリード、プロジェクトマネージャーへ
それぞれのキャリアパスで求められるスキルを理解し、自分の志向性に合った道を選択することが重要です。
3年後・5年後の具体的な目標設定
具体的なスキルマップを作成し、市場価値を高めるための逆算思考で計画を立てます。
「3年後にはAWSアーキテクトとして年収700万円」「5年後にはSREとして年収900万円」など、具体的な数値目標を設定します。
転職やキャリアチェンジのタイミングを見極め、定期的なキャリアの棚卸しと軌道修正を行うことで、「きつさ」を乗り越えた先の明確なゴールが見えてきます。
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5. それでもAWSエンジニアを目指す価値がある理由
AWSエンジニア:究極の将来性
市場価値は、クラウドの頂点へ
圧倒的市場需要
AI時代のインフラ
高年収×自由な場所
ここまでAWSエンジニアの「きつさ」を詳しく解説してきましたが、それでもなお、この職種を目指す価値は十分にあります。本セクションでは、データに基づいた将来性と魅力を解説します。
圧倒的な市場需要とAWSエンジニアの将来性
経済産業省「2025年の崖」とクラウド移行の加速
経済産業省が発表した「DXレポート」では、レガシーシステムからの脱却が日本企業の急務であることが指摘されています。
2025年以降、既存システムの維持管理に多くのエンジニアが縛られることで、最大12兆円の経済損失が発生すると予測されています。
さらに、2030年までに最大79万人のIT人材不足が予測されており、DX推進においてクラウド移行は避けられない状況です。
この構造的な人材不足により、クラウドエンジニアの需要増加は今後も確実に続くと考えられます。
AWSの圧倒的な市場シェア
AWSは世界のクラウド市場シェア約30%を占め、圧倒的なトップシェアを維持しています。
クラウド市場全体が成長を続ける中、AWSのスキルは長期的に価値を持ち続けると予測されます。
AI時代におけるインフラの重要性
生成AI基盤としてのクラウド
生成AIの普及により、Amazon BedrockなどのAI/MLサービスが拡充されています。AI開発・運用にはクラウドインフラが不可欠であり、インフラ×AI人材の希少価値は今後さらに高まることが予想されます。
AWSエンジニアは次世代技術の基盤を支える役割を担っており、AI時代においても中核的な存在であり続けます。
自動化が進んでも残る人間の役割
インフラの自動化が進んでも、設計・アーキテクチャ判断は人間が行う必要があります。
セキュリティリスク管理と意思決定、ビジネス要件と技術の橋渡し、最適化やコスト管理は高度な判断が必要であり、完全な自動化は困難です。
むしろ自動化が進むことで、エンジニアはより高度な判断業務に集中できるようになり、市場価値はさらに高まる可能性があります。
高年収とリモートワークの実現可能性
実務経験による年収アップ
実務経験3年以上で年収600万円超も現実的であり、スキルと実績次第では1,000万円以上も可能です。
フリーランス案件では月額80万円〜120万円の高単価案件も存在し、市場価値の継続的な上昇が見込めます。
前述のとおり、AWSエンジニアの年収は全エンジニア平均を上回る水準にあり、経験を積むことで着実に収入を増やせる職種です。
場所にとらわれない柔軟な働き方
AWSエンジニアはフルリモート案件が豊富で、地方在住でも都市部の仕事にアクセス可能です。ワークライフバランスの実現、グローバルな働き方の選択肢も広がっています。
クラウドの特性上、物理的な場所に縛られない働き方ができるため、ライフスタイルに合わせた柔軟なキャリア設計が可能です。
6. まとめ:AWSエンジニアのきつさを理解した上での選択を

AWSエンジニアは、技術の急速な進化、24時間体制の障害対応、幅広い知識要求など、確かにきつい側面を持つ職種です。
しかし、経済産業省が示す深刻なIT人材不足や、クラウド市場の継続的な拡大を考えれば、将来性と市場価値は極めて高いと言えます。
重要なのは、きつさの正体を正確に理解し、自分の適性を冷静に見極めた上で選択することです。インフラ基礎の学習、ハンズオン演習、良質な職場環境の選択など、きつさを乗り越える方法は存在します。
後悔のないキャリア選択のために、まずは自分に向いているかを判断し、具体的な行動を始めてください。