外国籍エンジニア向け|日本企業の面接内容と質問例を解説の画像

外国籍エンジニア向け|日本企業の面接内容と質問例を解説

外国籍エンジニアとして日本企業の面接に臨むとき、技術力だけでなく文化的な違いも大きな課題となります。

この記事では日本特有の面接プロセスを解説し、一次面接から技術面接、最終面接まで、各段階で求められるスキルと質問対策をステップバイステップで紹介します。

強みを最大限に活かし、日本企業での活躍につながる面接攻略法をお伝えします。

※この記事の英語版をお読みになりたい方は、こちらになります。(Read this article in English, please click here!)

この記事を読んでわかること
  • 日本企業の面接プロセスの全体像と各段階で重視されるポイントについて
  • 外国籍エンジニアならではの強みを活かした効果的なアピール方法について
  • 技術面接での質問パターンと、文化的な違いを踏まえた対応戦略について
日本でキャリアを飛躍させたい外国籍ITエンジニアのあなたへ
「日本企業で自分のスキルを試したい」
「ビザや住まいを一人で手配するのは不安…」
「日本語面接で強みを伝え切れるか心配」

このような悩みを、BLOOMTECH Career Globalがワンストップで解決します!

【BLOOMTECH Career Globalが選ばれる3つの理由】
  • 外国籍 IT エンジニア“専門”の転職エージェント!
  • バイリンガルキャリアアドバイザーが 1:1 伴走!
  • ビザ取得・来日後の生活立ち上げまでフルサポート!
  • 大手〜急成長スタートアップまで非公開求人多数!

1.日本での面接を基礎から理解する

1.日本での面接を基礎から理解する

面接に対して必要以上に不安を抱いたり、準備不足のまま臨んだりすることを防ぐためにも、まずは日本における面接の種類や使用する言語について押さえておくことをおすすめします。

主な面接の種類とは

日本の面接は、「一次面接(HR)」「技術面接」「最終面接」の3つの種類があります。

一次面接(HR)

採用試験で最初に実施される面接のことで、人材採用などに携わる人事部門の担当者と話します。人事部門の面接官が応募者に対して質問し、その答えを参考にして人柄や会社に相応しい人物であるかを見極めます。

「日本語で円滑なコミュニケーションができるか」も重要視されるため、日本語を使いこなせているほうがより有利です。

一般的には、日本語能力試験(JLPT)のN2レベル以上が望ましいとされています。ただし、技術力なども含めて総合的に判断するのが一般的です。

参考:日本語能力試験(JLPT)

技術面接

ITエンジニアなどの技術職を採用する際に実施されるのが技術面接です。

専門的な質問や課題を通じて、プログラミング言語やデザイン力など技術と経験を確認したり、業務遂行に必要なコミュニケーション能力やリーダーシップ力が備わっているか判断したりします。

最終面接

採用試験の最後に実施される面接です。役員や社長など経営層が担当するケースが多くみられます。

自社の企業風土やカルチャーとマッチした人材であるかを確認する場であり、「一緒に働きたい」と思ってもらえることが採用につながります。

各面接での使用言語

先述の面接プロセスは、主に日本語で実施されます。

したがって、自己PRや志望動機、短所・長所の説明など、自分自身のことを日本語で説明できるように準備しておく必要があります。

他方で、ITエンジニアの仕事では英語を使用するシーンが多くあります。技術面接の際などの技術的な説明は英語が使えるケースが多くあります。場面によって使い分けることが重要です。

2. 想定される質問への対策

2. 想定される質問への対策

企業面接を受ける人のほとんどが、同じような質問をされると言っても過言ではありません。

そのため、応募者は事前に質問内容を想定して対策できます。あらかじめ話したい内容をまとめておけば、面接の際の受け答えがスムーズになります。

技術面接での質問例

エンジニアとしてのスキルや経験、業務に必要な能力を確認するために、以下のような質問が考えられます。

技術スタックについて、自社に合ったスキルを持つ人物なのかを確認するための質問

  • 「使用できるプログラミング言語は何ですか?」
  • 「前職ではどの言語を使用していましたか?」
  • 「どのようなサーバ構成を行いましたか?」 など

これまでの開発経験を確認するための質問

  • 「実際に開発したサービスは何ですか?」
  • 「どのぐらいの規模のプロジェクトに携わっていましたか?」
  • 「アジャイル開発の経験はありますか?」 など

問題解決へのアプローチ法について探る質問

  • 「失敗した経験を教えてください」
  • 「プロジェクトで問題が発生した場合、どのようなアプローチを行いますか?」
  • 「経験したことがない業務に挑戦しなければならない時、どのような気持ちで進めますか?」 など

外国籍特有の質問について

日本で働く意思やダイバーシティの考え方に共感できるかなどを知るために、下記のような質問をされることがあります。

日本の文化を理解し、周囲と協力しながら仕事ができる点を伝えましょう。

質問例

  • 「なぜ、日本で働きたいのですか?」
  • 「どのくらい日本で働きたいと考えていますか?また将来のビジョンを教えてください」
  • 「日本文化で驚いたことや困惑したことなどはありますか?」
  • 「異なる文化や価値観を持つ人に出会ったら、どのように対応していますか?」
  • 「日本以外の国で就労経験はありますか?」 など

3. 日本語での面接実践テクニック

3. 日本語での面接実践テクニック

さまざまな質問に真摯に答えて、企業や業務内容への理解があることを伝えるためにはテクニックが必要です。ここでは2つのテクニックを取り上げます。

コミュニケーションについて

面接官は、面接を行いながら「日本語が伝わっているか」「日本のビジネスマナーを理解しているのか」などをチェックしています。

礼儀正しさや誠実な態度が好印象を与えるポイントです。特に、敬語は面接官に礼儀正しい印象を与えるため、面接中は適切な敬語を使用して受け答えをしましょう。

また自分だけが話し続けたり、面接官の話を遮ったりするのは好ましくありません。しっかりと相手の話を聞いて受け答えをすることが大切です。

日本語の質問の意図が分からなかった場合には聞き返し、日本語が分からなくてもコミュニケーションを取ろうとしていることをアピールしましょう。

外国籍としての強みをアピールする

外国籍の人材は、日本人とは異なるさまざまな強みを持っています。面接ではその強みをアピールすることが大切です。

特にグローバル企業などは、高い言語力と海外の文化を理解している人材を必要としています。技術力を持ち、グローバルに活躍できる外国籍エンジニアならではの強みをしっかりと伝えられるように準備しておきましょう。

4. 面接準備のチェックリスト

4. 面接準備のチェックリスト

面接に臨むために、あらかじめ準備しておくべき点と当日の注意点をまとめました。

事前準備をする

面接で伝えたいことをしっかりと話せるために、また就職後の技術や業務内容でのミスマッチを防ぐために事前に準備しておくことが望ましいです。以下の3つに取り組んでおきましょう。

1.企業研究をしておく

面接前には、面接を受ける企業についてよく理解しておく必要があります。どんなに優秀な技術を持っていても、企業の事業内容や社風とマッチしていなければ自分の能力を活かせません。

採用後の意見の食い違いを防ぐためにも、企業内容や社風、業務内容についてしっかりと調べておきましょう。また、面接で志望動機を聞かれた際にも企業研究ができていれば説得力のある回答ができます。

2.技術面接での質問を想定しておく

質問例を挙げたように、技術面接では得意なスキルやこれまでの経験を細かく聞かれます。

企業側は携わった内容だけではなく、仕事に対する姿勢やチーム作業における役割の傾向(リーダーシップタイプ・サポートタイプ)などを見極める機会でもあります。自分自身を最大限にアピールできるように質問への回答を想定しておきましょう。

3.オンライン面接の設定

面接がオンラインで実施される場合には、安定した通信環境やツールを準備しておく必要があります。また、背景に生活感があるものが映らないように注意しましょう。

オンラインでは相手の反応が分かりにくいデメリットがあります。対面で会話をする場合よりも大きく頷いたり、相槌をうったりするなど、対面よりも意識しておいたほうがいいでしょう。

当日の注意点

日本企業の面接では、企業側から服装の指定がない限りスーツを着用するのが一般的です。

身だしなみにも気を配り、女性は「髪をまとめる」「濃いメイクはしない」などを心掛けましょう。また、男性は「髭を整える」「長髪は控える」なども意識しておくと好印象につながります。

加えて面接では、時間を守ることも重視されます。当日は予期せぬ渋滞やトラブルが起こることもあります。時間に余裕を持って行動することが大切です。

ただし、時間よりも早すぎると企業側の迷惑となる場合があるため、面接開始時間の5~10分前を目安に所定の場所に到着するのがベストです。

5.面接への準備・対策をして日本企業で活躍する

5.面接への準備・対策をして日本企業で活躍する

日本企業の面接では、技術力と文化的な理解の両方が重要です。

本記事で紹介した準備と対策を実践することで、自身の強みを最大限に活かした面接に臨むことができます。

焦らず着実に準備を進め、1つひとつの面接をステップアップの機会として捉えることで、必ず道は開かれます。

■合わせて読みたい

以下のコンテンツでは、日本企業の面接で役立つ、履歴書の作成や、職務経歴書の作成ノウハウについてご紹介しています。ぜひ参考にしてください。

日本でキャリアを飛躍させたい外国籍ITエンジニアのあなたへ
「日本企業で自分のスキルを試したい」
「ビザや住まいを一人で手配するのは不安…」
「日本語面接で強みを伝え切れるか心配」

このような悩みを、BLOOMTECH Career Globalがワンストップで解決します!

【BLOOMTECH Career Globalが選ばれる3つの理由】
  • 外国籍 IT エンジニア“専門”の転職エージェント!
  • バイリンガルキャリアアドバイザーが 1:1 伴走!
  • ビザ取得・来日後の生活立ち上げまでフルサポート!
  • 大手〜急成長スタートアップまで非公開求人多数!
外国人エンジニア必見!採用担当者が求める履歴書の書き方ガイド
外国籍エンジニア必見!採用担当者が求める履歴書の書き方
日本での転職を考える外国籍エンジニアにとって、履歴書の作成は最初の重要なステップとなります。日本独自の形式や文化的な配慮が必要な履歴書は、多くの方にとって悩みの種かもしれません。この記事では、外国籍エンジニアの方が知っておくべき履歴書作成のポイントを、実践的なアドバイスとともに解説します。
https://global.bloomtechcareer.com/media/contents/how-to-write-a-foreign-engineer-resume/
【外国人エンジニア向け】職務経歴書作成術|日本で採用を勝ち取る方法
【外国籍エンジニア向け】日本での職務経歴書の作成ポイント
この記事では、採用担当者の目線を意識しながら、外国籍エンジニアのための職務経歴書の書き方を、実践的なポイントとともに解説していきます。
https://global.bloomtechcareer.com/media/contents/how-to-write-a-foreign-engineer-work-history/

「BLOOM THCH Career for Global」
日本で活躍したい、日本で働きたい外国籍ITエンジニアに特化した転職エージェント

私たちは、日本で働きたいグローバル人材×IT分野に特化した転職エージェントとして、みなさまをサポートします。
豊富な実績と専門性を活かしたサポートをご提供。キャリア面談から求人紹介、企業との選考や条件交渉まで、経験豊富なキャリアアドバイザーが一貫してサポートいたしますので、安心してお任せください。