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ITコンサルタントとは?なぜSEより年収150万円高い?仕事内容と転職法

ITコンサルタントは、企業の経営課題をIT技術で解決する専門家です。厚生労働省のデータによると、平均年収は753万円でSEより約150万円高い水準です。

本記事では、SEとの違い、6つの専門領域別の仕事内容、年収1,000万円を超えるキャリアパス、そして未経験・SE経験者別の転職戦略を、厚生労働省などの公的統計に基づき客観的な事実として解説します。

この記事を読んでわかること
  • ITコンサルタントとSEの決定的な5つの違いと年収差が生まれる理由について
  • ERP・CRM・DXなど6つの専門領域別の仕事内容と年収レンジについて
  • 未経験・SE経験者別の具体的な転職ルートと成功のステップについて

1. ITコンサルタントとは?厚労省による職業定義

1. ITコンサルタントとは?厚労省による職業定義

ITコンサルタントは、企業の経営課題をIT技術で解決する専門家です。

厚生労働省の職業分類では「システムコンサルタント」として定義され、経営戦略とIT戦略を結びつける役割を担います。

経営層と技術者を繋ぐ架け橋としての役割

厚生労働省が運営する職業情報提供サイト「job tag」によると、ITコンサルタントは「企業・組織の経営・業務環境の分析などにもとづいて経営・業務上の課題を整理し、課題解決のために情報処理・通信技術を活用したシステムの提案などを行う専門的な仕事」と公式に定義されています。

この定義から分かるように、ITコンサルタントの本質は単なるシステム導入支援ではありません。経営戦略とIT戦略を統合する専門性を持ち、企業の業務プロセス改革まで担当する役割を担います。

具体的には、経営層(CEO、CFO、事業部長など)と技術部門の間に立ち、両者の言語を翻訳しながら最適なIT戦略を提示します。

経営層は「売上を20%向上させたい」「業務効率を改善したい」といったビジネス課題を持っていますが、それを具体的なITソリューションに落とし込むには専門知識が必要です。

一方、技術部門は技術的な実現可能性を理解していますが、経営視点での優先順位付けが難しい場合があります。ITコンサルタントは、この両者を繋ぐ通訳者的立場として機能します。

(出典:厚生労働省「第5回改定 厚生労働省編職業分類」

ITコンサルタントが担当する業務の3フェーズ

ITコンサルタントの業務は、大きく3つのフェーズに分けられます。

フェーズ1:課題分析

最初のフェーズでは、クライアント企業の現状を正確に把握することが求められます。

具体的には、経営層へのヒアリングを通じて経営方針や課題を理解し、現場の業務プロセスを詳細に調査します。この際、単に話を聞くだけでなく、データ分析による定量的な課題把握も重要です。

たとえば、「在庫管理に問題がある」という漠然とした課題に対し、実際のデータを分析して「特定の製品カテゴリーで過剰在庫が平均30%発生している」といった具体的な問題を特定します。

このように、感覚的な課題を数値で裏付けることで、説得力のある提案が可能になります。

フェーズ2:戦略立案と提案

課題が明確になったら、次はIT戦略・ソリューションの設計段階に移ります。ここでは、複数の解決策を検討し、それぞれのROI(投資対効果)を試算します。

「このシステムを導入すれば年間で何時間の業務時間削減が見込めるか」「初期投資に対して何年で回収できるか」といった経営判断に必要な情報を提示します。

そして、最終的には経営層へのプレゼンテーションを行います。この際、技術的な詳細よりも、ビジネスへのインパクト(コスト削減額、売上向上額、リスク低減効果など)を中心に説明することが重要です。

フェーズ3:プロジェクト推進

提案が承認されたら、実際のプロジェクト推進段階に入ります。ここでは、PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)として全体を統括します。

具体的には、ベンダー(システム開発会社)の選定とマネジメント、プロジェクト全体の進捗管理、関係者間の調整などを担当します。

さらに重要なのは、システム導入後の効果測定と改善提案です。

「実際に想定通りの効果が出ているか」を検証し、必要に応じて追加の改善策を提示することで、クライアント企業の継続的な成長を支援します。

2. ITコンサルタントとSEの5つの決定的な違い

2. ITコンサルタントとSEの5つの決定的な違い

ITコンサルタントとSE(システムエンジニア)は実務上の役割において明確な相違点があり、担当工程、提案相手、求められるスキルなどに違いがあります。5つの観点から両者を比較します。

違い①:担当する開発工程の違い

ITコンサルタントとSEの最大の違いは、システム開発における担当工程です。ITコンサルタントは要件定義以前の「企画・戦略立案」、つまり最上流工程を担当します。

一方、SEは要件定義~設計~実装~テストといった中流~下流工程を担当します。

具体的には、ITコンサルタントは「どのようなIT戦略を描くべきか」「どのシステムを優先的に導入すべきか」といった経営視点での判断を行います。

経営ビジョンや中期経営計画を理解し、業界動向や競合分析も含めた広範な視点で課題を特定します。さらに、IT投資によるROI(投資対効果)を定量的に測定し、経営層に対して説得力のある提案を行います。

一方、SEの上流工程は、ITコンサルタントから提示された戦略や要件を、具体的なシステム仕様へと展開する過程です。

業務要件を詳細化し、ユーザーインターフェース、データ構造、システム間連携など、技術面での要件を具体化します。

その後、システム全体のアーキテクチャを設計し、ハードウェア構成、ソフトウェア構成、ネットワーク構成などを決定します。

上流工程ほど経営への影響が大きく、それゆえ付加価値も高くなります。このため、ITコンサルタントはSEよりも高い年収を得られる傾向にあります。

違い②:提案対象とコミュニケーション相手

提案する相手も大きく異なります。ITコンサルタントは、CEO、CFO、事業部長などの経営層を主な対象とします。

そのため、経営者言語での説明能力が必須となり、財務指標(ROI、NPV等)やビジネスインパクトを中心に説明する必要があります。

技術的な詳細よりも、「この投資によって売上が何%向上するか」「業務効率が何時間削減できるか」といったビジネス視点での提案が求められます。

一方、SEは情報システム部門やIT担当者を主な対象とします。技術的な詳細のすり合わせ、実装可能性の検証、具体的なシステム要件の確認などが中心的な業務となります。

相手も技術的な知識を持っているため、専門用語を使った詳細なコミュニケーションが可能です。

この違いにより、必要とされるコミュニケーションスタイルも大きく異なります。ITコンサルタントは経営層を説得する力、SEは技術者と協働する力が重要です。

違い③:求められるスキルセットの違い

両者に求められるスキルは明確に異なります。

ITコンサルタントに求められるスキル

  • ビジネススキル:フレームワーク思考(SWOT、3C、PEST分析)、財務知識(ROI、NPV、損益計算書の理解)
  • 業界知識:金融、製造、流通、医療など各業界の業務プロセス理解
  • IT知識:広く浅く(クラウド、AI、ビッグデータ、セキュリティなど最新トレンドの把握)
  • プレゼンテーション力:経営層を説得する資料作成・説明能力

SEに求められるスキル

  • 技術スキル:プログラミング(Java、Python、C#等)、アーキテクチャ設計、データベース設計
  • 品質管理:テスト手法、バグ修正、性能チューニング
  • IT知識:深く狭く(特定技術領域の専門的な知識と実装経験)
  • 文書化能力:設計書、仕様書の作成

両者の重複領域としては、プロジェクト管理能力やドキュメント作成スキルがあります。しかし、その深度と焦点が異なる点を理解することが重要です。

違い④:働き方と雇用形態の違い

所属する組織や働き方にも違いがあります。

ITコンサルタント

主にコンサルティングファーム(アクセンチュア、デロイトトーマツ、PwC、野村総合研究所など)に所属します。

プロジェクト単位(通常3ヶ月~2年)でクライアント先に常駐することが多く、出張頻度が高いのが特徴です。週3-4日はクライアント先、残りの日は自社オフィスという働き方が一般的です。

プロジェクトの切り替わりにより、扱う業界や業務内容が変わるため、幅広い経験を積める一方、安定性はやや低くなります。

SE

SEは、SIer(システムインテグレーター)、事業会社のIT部門、SES企業などに所属します。

長期的な開発案件(1年以上)に携わることが多く、自社または固定のクライアント先で勤務します。特定の技術領域や業界に深く関わることができ、専門性を高めやすい環境です。

どちらもプロジェクトベースの働き方という点では共通していますが、プロジェクトの期間や変化の頻度が異なります。

違い⑤:平均年収の違い – 150万円の差

年収面では明確な差があります。厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、ITコンサルタントの平均年収は約753万円です。

一方、SE(システムエンジニア)の平均年収は約600万円とされており、約150万円の差があります。

年収差が生まれる理由

  • 上流工程の付加価値が高い:経営への直接的な影響度が大きいため
  • 経営への直接的なインパクト:コスト削減や売上向上といった経営成果に直結する提案を行う
  • 高度な専門性と希少性:ビジネスとIT双方の知識が必要で、そうした人材は希少

ただし、年齢や経験、所属企業の規模によっても年収は大きく変動します。大手外資系コンサルティングファームでは、20代後半で年収800万円以上、30代で1,000万円以上も珍しくありません。

フリーランスのITコンサルタントとして独立すれば、月額単価150-250万円、年収換算で1,800-3,000万円を得ることも可能です。

(出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」doda「平均年収ランキング」

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3. ITコンサルタントの年収753万円の内訳データ

IT CONSULTANT

753万円
年齢別 推移目安
20代前半400-450万
20代後半500-600万
30代前半650-750万
30代後半750-850万
40代〜900万〜
大企業平均:815万円 / 中堅:720万円
1,000万円超への道
マネージャー
1,000万〜
経験7-10年
スペシャリスト
1,200万〜
SAP/セキュリティ
パートナー
1,800万〜
事業責任者
独立フリー
2,000万〜
月単価150万〜
年収最大化戦略
💎専門領域(SAP/DX)
🚀上位ファーム転職
📜資格取得(PMP/ST)
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ITコンサルタントの平均年収は753万円で、SEより約150万円高い水準です。厚生労働省の統計データを基に、年齢別・企業規模別の年収実態をくわしく解説します。

年齢別・企業規模別の年収データ(厚労省統計)

厚生労働省職業情報提供サイト「job tag」によると、ITコンサルタントの年齢別年収は以下のように推移します。

年齢別平均年収

  • 20代前半(20~24歳):400~450万円
  • 20代後半(25~29歳):500~600万円
  • 30代前半(30~34歳):650~750万円
  • 30代後半(35~39歳):750~850万円
  • 40代前半(40~44歳):850~950万円
  • 40代後半(45~49歳):900~1,000万円
  • 50代(50~59歳):900~1,100万円

年収は年齢と経験に比例して着実に上昇します。特に30代後半で750万円を超え、40代で900万円台に到達する点が特徴的です。

企業規模別平均年収

  • 1,000人以上の大企業:平均815万円
  • 100~999人の中企業:平均720万円
  • 100人未満の小企業:平均620万円

大手外資系コンサルティングファーム(アクセンチュア、デロイトトーマツ、PwC、KPMGなど)では、この平均をさらに上回る年収が一般的です。20代後半で800万円以上、30代で1,000万円以上のケースも珍しくありません。

年収1,000万円を超えるキャリアパス

ITコンサルタントとして年収1,000万円を超えるには、いくつかの明確なキャリアパスがあります。

マネージャーへの昇進(経験7~10年、年収1,000~1,300万円)

コンサルタントとして実績を積むと、マネージャーへの昇進機会が訪れます。

マネージャーは、複数のプロジェクトを統括し、チームメンバーの育成やクライアント企業への提案営業も担当します。単なるプロジェクト遂行だけでなく、事業開発の視点も求められるポジションです。

シニアコンサルタント・プリンシパル(経験10~15年、年収1,200~1,800万円)

特定の専門領域(SAP、セキュリティ、DX戦略など)で深い知見を持つスペシャリストとして活躍するキャリアです。

大規模プロジェクトのリード役を務め、クライアント企業の経営層と直接対話しながら戦略を描きます。技術的な深さとビジネス視点の両方を兼ね備えることが求められます。

パートナー・ディレクター(経験15年以上、年収1,800万円~)

コンサルティングファームの事業責任者として、組織全体の戦略立案や経営判断を担います。

新規事業の開拓、大型案件の獲得、若手コンサルタントの育成など、経営層としての役割を果たします。年収は2,000万円を超えることも一般的です。

フリーランス独立(月額単価150~250万円、年収1,800~3,000万円)

十分な実績と専門性を持てば、フリーランスとして独立する選択肢もあります。

特にSAP、ERP、セキュリティなどの希少性の高い専門領域では、月額単価150~250万円の案件も存在します。

年収換算で1,800~3,000万円を得ることが可能です。ただし、案件獲得のための営業活動や、収入の安定性確保などの課題もあります。

年収を上げる3つの戦略

ITコンサルタントとして年収を最大化するための具体的な戦略を3つ紹介します。

戦略1:専門領域の確立

SAP、ERP、DX、セキュリティなど、特定分野のスペシャリストになることで市場価値を向上すると考えられています。

希少性が高い専門領域ほど年収が上がります。たとえば、SAP S/4HANAの導入経験を持つコンサルタントは、需要が高く高単価の案件を獲得しやすい状況です。

戦略2:上位ファームへの転職

外資系大手ファーム(アクセンチュア、デロイト、PwC、EYなど)は年収水準が高い傾向にあります。

中堅ファームで実績を積んでから、より上位のファームへステップアップする傾向が見られます。転職のタイミングで年収が100~200万円上がるケースも珍しくありません。

戦略3:資格取得による差別化

ITストラテジスト、PMP(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)、SAP認定コンサルタントなどの資格取得により、専門性を客観的に証明できます。

一部の企業では、資格手当が給与テーブルに反映されるケースもあります。また、資格は転職時の武器にもなります。

4. ITコンサルタントの仕事内容を6つの専門領域で解説

4. ITコンサルタントの仕事内容を6つの専門領域で解説

ITコンサルタントは専門領域によって担当する業務が大きく異なります。ERP、CRM、DXなど、6つの主要領域とそれぞれの役割・必要スキルを解説します。

IT戦略コンサルタント – 企業のIT戦略を設計

役割と業務内容

IT戦略コンサルタントは、企業の中長期IT戦略の策定、IT投資計画の立案、システムグランドデザインの作成を担当します。

経営戦略とIT戦略を統合し、「今後3~5年でどのようなITシステムを構築すべきか」という全体像を描きます。

必要なスキル

経営戦略の理解、ROI(投資対効果)分析能力、業界トレンドの把握、経営層とのコミュニケーション能力が求められます。技術的な深い知識よりも、ビジネス全体を俯瞰する力が重要です。

代表的案件

DX推進計画の策定、レガシーシステム刷新のロードマップ作成、クラウド移行戦略の立案などが典型的な案件です。

年収レンジ

800~1,500万円

ERPコンサルタント – 統合基幹システムの導入専門家

役割と業務内容

ERPコンサルタントは、SAP、Oracle、Microsoft Dynamicsなどの統合基幹システムの導入・最適化を専門とします。

会計、生産管理、販売管理、人事給与などの業務プロセスを統合し、企業全体の業務効率化を実現します。

必要なスキル

会計・生産管理・人事の業務知識、ERPパッケージのカスタマイズスキル、プロジェクトマネジメント能力が必要です。特にSAP S/4HANAの導入経験は市場価値が高いです。

需要背景

企業の業務統合・効率化ニーズ、グローバル展開に伴う業務標準化の必要性が背景にあります。

年収レンジ

700~1,400万円

CRMコンサルタント – 顧客管理システムの専門家

役割と業務内容

Salesforce、Microsoft Dynamics 365などの顧客管理システム(CRM)の導入・最適化を担当します。

営業プロセスの可視化、マーケティングオートメーションの構築、カスタマーサクセスの仕組み作りなどを支援します。

必要なスキル

マーケティング知識、データ分析能力、営業プロセスの理解、Salesforceなどのプラットフォーム知識が求められます。

需要背景

顧客体験(CX)向上の重要性の高まり、営業のデジタル化(営業DX)の推進が需要を生んでいます。

年収レンジ

650~1,200万円

SCMコンサルタント – サプライチェーン最適化

役割と業務内容

サプライチェーン全体の最適化、在庫管理システムの構築、物流DXの推進を担当します。製造業のグローバル展開において、部品調達から製品配送までの一連の流れを効率化します。

必要なスキル

物流・ロジスティクスの知識、IoT/AI技術の理解、グローバル調達の知見、データ分析能力が必要です。

需要背景

製造業のグローバル競争力強化、サプライチェーンの可視化ニーズが高まっています。

年収レンジ

700~1,300万円

PMOコンサルタント – プロジェクト管理の専門家

役割と業務内容

大規模ITプロジェクトの管理支援、進捗統制、リスク管理を専門とします。複数のベンダーが関与する大型案件において、プロジェクト全体を統括し、成功に導く役割を担います。

必要なスキル

PMP資格、ステークホルダー調整能力、課題解決力、プロジェクト管理ツール(MS Project、Jiraなど)の活用スキルが求められます。

需要背景

IT投資の確実な成功を求める企業が増え、プロジェクト失敗率を低減するニーズが高まっています。

年収レンジ

650~1,100万円

セキュリティコンサルタント – 情報セキュリティ戦略

役割と業務内容

情報セキュリティ戦略の策定、CSIRT(Computer Security Incident Response Team)の構築、リスクアセスメント、セキュリティ監査を担当します。サイバー攻撃からの防御体制構築を支援します。

必要なスキル

CISM、CISSPなどの国際資格、脅威分析能力、法規制(個人情報保護法、GDPR、およびEUとの十分性認定に伴う補完的ルール等)の理解、最新の攻撃手法の知識が必要です。

需要背景

サイバー攻撃の高度化・巧妙化、情報漏洩リスクの増大、法規制強化への対応が背景にあります。

年収レンジ

750~1,400万円

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5. ITコンサルタントに必要な7つのスキル

Essential 7 Skills

ITコンサルタントの必須能力
🧩
論理的思考・設計
SWOT / 3C ロジックツリー イシュー特定
⚙️
IT技術の
広範な知識
AWS / Azure AI・機械学習 アーキテクチャ
🏢
業界・業務
知識
金融 / 製造 規制対応
プロジェクト
管理
WBS作成 リスク管理
🗣️
プレゼン・調整能力
経営者言語(ROI) ストーリー構成 合意形成
📊
データ分析
解釈力
SQL / BI KPI設計
🌎
英語力
(グローバル)
TOEIC 750+ 英文読解
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ITコンサルタントには、IT技術知識だけでなく、論理的思考力、コミュニケーション能力など多様なスキルが求められます。必須の7つのスキルと習得方法を解説します。

スキル①:論理的思考力とフレームワーク活用能力

重要性

複雑な経営課題を構造化して分析し、解決策を導き出すために不可欠なスキルです。

具体的内容

  • SWOT分析:企業の強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威(Threats)を整理
  • 3C分析:顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の3つの視点で市場環境を分析
  • PEST分析:政治(Political)、経済(Economic)、社会(Social)、技術(Technological)の観点でマクロ環境を分析
  • ロジックツリー:課題を要素分解し、根本原因を特定

習得方法

書籍学習(『イシューからはじめよ』『ロジカル・シンキング』等)、ケーススタディ演習、実務での継続的な適用が有効です。

スキル②:IT技術の幅広い知識

重要性

技術的実現可能性を判断し、適切なソリューションを提案するために必要です。

具体的内容

  • クラウドサービス:AWS、Azure、Google Cloudの基本機能と活用方法
  • AI/機械学習:ビジネスへの適用可能性、導入効果の試算
  • アーキテクチャ設計基礎:オンプレミスvsクラウド、モノリシックvsマイクロサービス
  • 最新技術トレンド:ブロックチェーン、IoT、5Gなどの動向把握

習得方法

技術ニュースサイト(TechCrunch、ITmediaなど)の継続的な閲覧、AWS認定資格などの取得、実際のハンズオン体験が効果的です。

スキル③:業界・業務知識

重要性

クライアント企業の業界特有の課題を深く理解し、的確な提案を行うために必要です。

具体的内容

  • 金融業界:勘定系システム、規制対応(Basel III、金融商品取引法等)
  • 製造業:生産管理、品質管理、サプライチェーン最適化
  • 流通業:在庫最適化、オムニチャネル戦略、POSシステム
  • 医療業界:電子カルテ、医療情報連携、HIPAA対応

習得方法

業界誌の購読、クライアント業界の事前リサーチ、実務経験を通じた学習が重要です。

スキル④:プロジェクトマネジメント能力

重要性

複数のステークホルダーを巻き込み、プロジェクトを確実に成功に導くために不可欠です。

具体的内容

  • スケジュール管理:ガントチャート、WBS(Work Breakdown Structure)の作成
  • リソース配分:人員計画、コスト管理、予算統制
  • リスク管理:潜在的なリスクの特定と対策立案
  • ステークホルダーマネジメント:経営層、業務部門、IT部門、ベンダーとの調整

習得方法

PMP資格の取得、実務でのプロジェクト経験、プロジェクト管理ツールの活用が効果的です。

スキル⑤:コミュニケーション能力とプレゼンテーション力

重要性

経営層への提案、技術者への指示、多様な関係者との調整において中核となるスキルです。

具体的内容

  • 経営者言語での説明:財務指標(ROI、NPV等)、経営インパクトの明示
  • 技術者への的確な指示:実装レベルへの具体的な落とし込み
  • 説得力のあるプレゼン資料作成:論理構成、ビジュアル化、ストーリー展開
  • ファシリテーション能力:会議の効率的な進行、合意形成

習得方法

社内プレゼン機会の積極的な獲得、プレゼン研修の受講、ロジカルライティングの訓練が有効です。

スキル⑥:データ分析力と数値解釈能力

重要性

データに基づく意思決定を支援し、提案の説得力を高めるために必要です。

具体的内容

  • Excel高度関数:VLOOKUP、INDEX-MATCH、ピボットテーブル
  • SQL:データベースからのデータ抽出、集計、分析
  • BIツール:Tableau、Power BIによるデータ可視化
  • KPI設定と効果測定:適切な指標の選定、効果の定量的評価

習得方法

データ分析講座の受講、統計学基礎の学習、SQLの実践的な練習が効果的です。

スキル⑦:英語力(グローバルファーム志望の場合)

重要性

外資系ファームや海外案件では必須のスキルです。

必要レベル

  • TOEIC 750点以上推奨(800点以上が望ましい)
  • ビジネス英語でのコミュニケーション能力
  • 英文資料の読解・作成スキル
  • 英語でのプレゼンテーション能力

習得方法

ビジネス英語研修の受講、オンライン英会話の活用、海外案件への積極的な参画が有効です。

6. ITコンサルタントにおすすめの資格10選

6. ITコンサルタントにおすすめの資格10選

資格はITコンサルタントへの転職や年収アップに有利です。未経験者向けから高度専門資格まで、難易度別に10の推奨資格を紹介します。

未経験者向け資格(難易度:★~★★)

ITパスポート

概要

IT基礎知識を幅広くカバーする国家資格です。経営戦略、システム開発、IT技術の基礎を学べます。

合格率

約50%

学習期間

1~2ヶ月

推奨理由

IT業界の共通言語を習得でき、未経験からのスタートに最適です。

基本情報技術者

概要

IT技術者としての基礎的な知識・技能を証明する国家資格です。アルゴリズム、データベース、ネットワークなど幅広い分野をカバーします。

合格率

約25%

学習期間

3~6ヶ月

推奨理由

エンジニアとの会話に必要な技術理解の基礎を築けます。

経験者向け国家資格(難易度:★★★~★★★★)

ITストラテジスト

概要

IT戦略策定の最高峰国家資格です。経営戦略とIT戦略の統合、IT投資計画の立案など、ITコンサルタントの中核業務に直結します。

合格率

約15%

学習期間

6~12ヶ月

推奨理由

ITコンサルタントの専門性を公的に証明でき、転職市場での評価が非常に高い資格です。

プロジェクトマネージャー

概要

プロジェクト管理能力を証明する国家資格です。大規模プロジェクトの計画、実行、統制に関する知識を問われます。

合格率

約14%

学習期間

6~12ヶ月

推奨理由

PMO案件で必須レベルの評価を得られます。

応用情報技術者

概要

基本情報技術者の上位資格で、より高度な技術知識を証明します。

合格率

約22%

学習期間

3~6ヶ月

推奨理由

技術理解の深さをアピールでき、SEからの転職に有利です。

中小企業診断士

概要

経営コンサルタントとしての能力を証明する国家資格です。経営戦略、財務、マーケティングなど経営全般の知識をカバーします。

合格率

約4%(1次試験+2次試験の総合)

学習期間

1~2年

推奨理由

経営知識、財務知識が体系的に身につき、経営層との対話力が向上します。

専門領域別ベンダー資格(難易度:★★★~★★★★★)

SAP認定コンサルタント

概要

SAP製品の専門知識を証明するベンダー資格です。モジュール別(FI/CO、SD、MM等)に分かれています。

推奨理由

SAP案件で高単価を獲得できます。需要が非常に高く、市場価値が高い資格です。

PMP(Project Management Professional)

概要

PMI(プロジェクトマネジメント協会)が認定する国際的なPM資格です。グローバル案件で広く認知されています。

推奨理由

グローバル案件で高く評価され、英語版の取得も可能です。

AWS認定ソリューションアーキテクト

概要

AWSの技術的な知識とアーキテクチャ設計能力を証明します。アソシエイトレベルとプロフェッショナルレベルがあります。

推奨理由

クラウド移行案件で必須の知識を証明でき、需要が急増しています。

CISA(公認情報システム監査人)

概要

情報システムの監査、セキュリティ、ガバナンスの専門知識を証明する国際資格です。

推奨理由

セキュリティコンサルティングで高く評価され、監査業務にも活かせます。

7. 未経験からITコンサルタントに転職する方法

7. 未経験からITコンサルタントに転職する方法

ITコンサルタントへの転職ルートは、現在の職種によって異なります。SE経験者、業務コンサル、完全未経験の3パターン別に、転職戦略と成功のポイントを解説します。

ルート①:SEからのキャリアチェンジ(最も一般的で成功率高)

強み

  • 技術的なバックグラウンドがあり、システム開発の実務を理解している
  • システム開発の実務経験により、実現可能性を判断できる
  • エンジニアとのコミュニケーションがスムーズに行える

必要な準備

  • 上流工程経験の積極的獲得:要件定義、顧客折衝の機会を増やす
  • ビジネス知識の補強:業界知識、経営指標(ROI、NPV等)の理解
  • 論理的思考の訓練:フレームワーク(SWOT、3C、PEST等)の学習

技術理解があるため即戦力として評価されます。多くのコンサルティングファームがエンジニア出身者を歓迎しており、採用実績も豊富です。

現職で要件定義書の作成経験を積み、顧客折衝の機会を積極的に獲得し、ITストラテジスト資格を取得して専門性を証明することが転職成功への近道です。

ルート②:業務コンサルタントからの転向

強み

  • 業界知識・業務プロセスの深い理解
  • コンサルティングスキル(課題分析、提案力、プレゼンテーション)
  • 経営層とのコミュニケーション経験

弱み

  • IT技術知識の不足
  • システム開発プロセスの理解不足

必要な準備

  • IT資格取得:基本情報技術者、応用情報技術者、AWS認定資格など
  • システム開発プロセスの学習:要件定義、設計、開発、テストの各工程の理解
  • 技術トレンドのキャッチアップ:クラウド、AI、DXなどの最新動向把握

現職でITプロジェクトへのアサイン希望を出し、オンライン学習(Udemy、Courseraなど)でプログラミング基礎を習得しましょう。IT知識と業界知識の掛け算で差別化を図ることが重要です。

ルート③:完全未経験からの挑戦(ハードルは高いが可能)

現実

大手ファームへの直接採用は困難です。中小コンサルティングファームやSIerのコンサル部門が現実的な選択肢となります。20代ならポテンシャル採用の可能性がありますが、30代以降は業界経験が必須です。

必須準備

  • IT資格2~3個取得:ITパスポート→基本情報技術者→応用情報技術者の順で取得
  • プログラミング基礎学習:Python、SQLなどの基本的なプログラミングスキル
  • ビジネス知識:MBA科目の独学、中小企業診断士の学習など

推奨戦略

まずSEとして入社し、社内異動でコンサル部門を目指すルートが現実的です。または小規模ITコンサルティングファームで実績を積み、その後大手へステップアップする方法もあります。業界特化型コンサル(金融IT、医療ITなど)で前職の業界経験を活かす戦略も有効です。20代はポテンシャル採用の可能性がありますが、30代以降は何らかの専門性(業界経験、技術経験)が必須となります。

転職成功のための具体的ステップ

ステップ1:自己分析とターゲット設定(1~2ヶ月)

  • キャリアの棚卸しによる強みの抽出:技術力、業界知識、プロジェクト経験などを棚卸し
  • 目指す専門領域の選定:ERP、CRM、DX、セキュリティなどから選択
  • ターゲット企業のリストアップ:大手、中堅、専門特化型ファームを調査

ステップ2:スキルギャップ分析と学習計画(3~6ヶ月)

  • 必要スキルと現状のギャップ把握:目指すポジションの求人要件を分析
  • 資格取得計画の策定:優先順位をつけて計画的に取得
  • 業界知識の補強:書籍、業界誌、セミナーなどで学習

ステップ3:実績作りと転職活動(3~6ヶ月)

  • 現職で上流工程経験を積む:要件定義、顧客折衝の機会を増やす
  • ポートフォリオ作成:提案書サンプル、分析レポートなどを準備
  • 転職エージェント活用:IT特化型エージェント(レバテックキャリア、ギークリーなど)を活用
  • 面接対策:ケース面接、論理的思考のアピール方法を練習

8. ITコンサルタントの将来性 – 2030年市場予測

Vision 2030

ITコンサルタントの将来性
Market Forecast
7,216億円
年成長率 5.6%
(2030年予測)
✅ 2025年の崖によるDX需要爆発
✅ 政府主導のデジタル化施策
Human Value (Non-AI)
AIの領域 分析・予測・自動化
人間の価値 信頼構築・利害調整
「AIをどう使うか」を提案する側の価値が上昇
Earning Potential
フリーランス独立
月単価 150〜250万
年収 1,800〜3,000万
週2〜3日の副業
リモート・地方在住可
NAVIGATING THE FUTURE OF TECH STRATEGY

ITコンサルタントの需要は今後も拡大が見込まれます。DX推進、AI活用、働き方改革など、市場成長を支える要因と2030年までの予測を解説します。

DX推進による需要の急拡大

市場規模予測

xenoBrainの予測によると、ITコンサルティング市場は2030年に7,216億円に達し、年率5.6%の成長を続けると予測されています。

2024年時点で約5,200億円の市場規模であることを考えると、今後6年間で約2,000億円の市場拡大が見込まれます。

成長要因

  • 全業界でのデジタル化が必須に:製造、金融、医療、流通など、すべての業界でDXが経営課題となっています
  • コロナ禍でDX加速:リモートワークの普及、EC市場の拡大により、デジタル化の必要性が急速に高まりました
  • 政府のDX推進政策:デジタル庁の設立(2021年)、DX認定制度の開始など、政府主導の施策が後押ししています

ITR(アイ・ティ・アール)の調査によると、国内データマネジメント市場は前年度比16.3%増という高い伸びを示しています。

企業のIT投資が活発化しており、ITコンサルタントの需要も連動して増加しています。また、経済産業省が指摘する「2025年の崖」問題への対応として、レガシーシステムの刷新需要が今後さらに拡大すると予測されます。

(出典:xenoBrain「ITコンサルティング業界2030年市場規模推移」ITR「データマネジメント市場規模推移」

AI時代でもITコンサルタントがなくならない理由

AI技術の進化により「ITコンサルタントの仕事がAIに代替されるのでは」という懸念があります。しかし、ITコンサルタントの本質的な価値は、AIでは代替できない領域にあります。

AIは分析・予測・自動化のツールに過ぎません。一方、ITコンサルタントは経営判断、戦略策定、そして人間的な調整を担当します。

「どのようなIT戦略を描くべきか」という問いに答えるには、経営者の意図を汲み取り、組織文化を理解し、実現可能性を判断する必要があります。これらはAIには困難な領域です。

人間にしかできない要素

  • 経営層との信頼構築:対人関係における信頼関係の構築
  • 複雑な利害調整:組織政治、ステークホルダー間の調整
  • 創造的な問題解決:前例のない課題への対応、新たな価値創造

AIを使いこなして分析効率を上げるコンサルタント、AI導入そのものをコンサルティングテーマとするコンサルタントの需要が高まっています。

AI時代だからこそ、「AIをビジネスにどう活用するか」を提案できるITコンサルタントの価値は上昇します。

フリーランス・副業市場の拡大

ITコンサルタントの働き方も多様化しています。フリーランスITコンサルタントの月額単価は100~250万円(経験・専門性による)、年収換算で1,200~3,000万円を得ることが可能です。

特にSAP、セキュリティ、DX戦略などの希少性の高い専門領域では高単価が期待できます。

コロナ禍を契機にリモートワークが普及し、地方在住者もITコンサルタントとして活躍できる環境が整いました。

大手コンサルティングファームでも副業を容認する動きが出始めており、週2~3日のスポットコンサルティング案件が増加しています。本業で培った専門性を活かして、複数のプロジェクトに関わる働き方が広がっています。

正社員→フリーランス→起業という選択肢、ライフステージに合わせた柔軟なキャリア形成が可能になっています。ITコンサルタントは、働き方の選択肢が多い職種と言えます。

9. ITコンサルタントに関するよくある質問

ITコンサルタントへの転職や仕事内容について、よく寄せられる疑問に回答します。激務度、適性、必要スキルなど、実態を正直に解説します。

Q1. ITコンサルタントは激務ですか?

厚生労働省のデータによると、月15~30時間程度が平均的です。

ただし、プロジェクトの繁忙期には状況が異なります。納期前は深夜・休日出勤が発生することもあり、月60~80時間の残業になる時期もあります。

特に、大規模システム導入のカットオーバー(本番稼働)前は激務になる傾向があります。

ファームによる差

  • 大手総合系(アクセンチュア、デロイト等):激務傾向だが年収も高い
  • 専門特化系:比較的マシ
  • 中小ファーム:ワークライフバランス重視の傾向

リモートワークの浸透で通勤時間が削減され、働き方改革により長時間労働が是正されつつあります。また、プロジェクトベースの働き方のため、案件により業務量の波があり、繁忙期と閑散期のメリハリがあるのが特徴です。

Q2. 文系出身でもITコンサルタントになれますか?

可能です。実際に経済学部・経営学部出身者も多数活躍しています。

必要なのは論理的思考力とコミュニケーション能力であり、IT知識は入社後の研修・OJTで習得可能です。むしろ、ビジネス知識がある文系出身者は強みを持っています。

文系の強みは、経営・財務知識(簿記、ファイナンスなど)、業界理解(金融、流通など特定業界の知識)、プレゼンテーション能力(論文作成、ディベート経験)などです。

IT基礎資格(ITパスポート、基本情報技術者)を取得し、プログラミング基礎(Python、SQLなど)を学習することで、技術的なバックグラウンドを補えます。必須ではありませんが、あると有利です。

Q3. プログラミングスキルは必須ですか?

ITコンサルタントはコードを書く仕事ではありません。SEやプログラマーに指示する立場です。

必要なのは、技術的実現可能性を判断できる知識、システムアーキテクチャの基本的な理解、コードレビューができる程度の読解力です。

あると望ましい言語

  • Python:データ分析、AI関連案件で役立つ
  • SQL:データベース理解、データ抽出に必要
  • JavaScript:Web系システムの基本理解に有用

オンライン学習プラットフォーム(Progate、Udemy、Coursera等)での学習、基本情報技術者試験の午後問題での学習が効果的です。

Q4. どんな人がITコンサルタントに向いていますか?

向いている人の特徴

  • 論理的に物事を考えるのが好き:複雑な課題を構造化して分析することが得意
  • 新しい技術・業界知識の学習意欲が高い:技術トレンドは常に変化するため、継続的な学習が必要
  • 対人コミュニケーションが得意:経営層、技術者、業務部門など多様な人と関わります
  • 問題解決に達成感を覚える:クライアントの課題を解決することにやりがいを感じる
  • 変化の多い環境を楽しめる:プロジェクトごとに業界や業務内容が変わる
  • 責任のある仕事にやりがいを感じる:経営への影響が大きい仕事を任される

向いていない人の特徴

ルーティンワークを好む(毎日同じ仕事をしたい)、学習意欲が低い(技術は常に変化するため)、人と話すのが極端に苦手、プレッシャーに弱い(納期や成果への責任が重い)といった方には向いていません。

Q5. ITコンサルタントからの次のキャリアは?

ITコンサルタントの経験は、多様なキャリアパスに繋がります。

事業会社の経営層

  • CIO(最高情報責任者):企業のIT戦略全体を統括
  • 情報システム部長:社内ITインフラの責任者
  • DX推進室長:全社的なデジタル化を推進

独立・起業

  • フリーランスコンサルタント:高単価案件で年収1,800~3,000万円
  • コンサルティング会社設立:自社ファームの立ち上げ
  • SaaS企業の創業:コンサル経験を活かしたプロダクト開発

他領域へのキャリアチェンジ

  • ベンチャー企業のCTO:スタートアップの技術責任者
  • 戦略コンサルファームへの転向:経営戦略コンサルタントへ
  • 投資ファンド:IT企業への投資担当(VC、PEファンド)

専門性の深堀り

  • 特定領域のスペシャリスト:SAP、セキュリティ等の第一人者
  • 業界特化コンサル:金融IT、医療ITなど特定業界の専門家

10. まとめ:ITコンサルタントで年収アップを実現するために

10. まとめ:ITコンサルタントで年収アップを実現するために

ITコンサルタントはSEより平均年収が150万円高く、2030年まで市場成長が続く将来性の高い職種です。

必要なスキルは、IT技術知識、論理的思考力、コミュニケーション能力の3つ。SE経験者は上流工程の経験を積むことで転職成功率が高まります。未経験者も資格取得とビジネス知識習得で挑戦可能です。

まずは現職で顧客折衝や要件定義の機会を積極的に獲得し、ITストラテジストなどの資格取得を目指しましょう。

年収アップとキャリアアップの両方を実現できるITコンサルタントへの一歩を、検討する一助となれば幸いです。

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