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新卒未経験でもITエンジニアになれる?職種・選考・年収のリアルを解説

新卒未経験でもITエンジニアになれるのか——その答えは「条件次第でイエス」です。

経済産業省の試算では2030年に最大79万人のIT人材不足が予測されており、企業は今まさに「育てる採用」へ舵を切っています。

本記事では、採用市場の実際の数字から職種の選び方・選考対策・入社後の準備まで、公的データに基づいた現状と対策を解説します。

この記事を読んでわかること
  • 未経験新卒のITエンジニア採用市場のリアルと企業が本当に求める資質について
  • 文系・理系問わず狙える職種と年収の実態について
  • 内定獲得から入社後の挫折を防ぐための具体的な準備について

1. 新卒ITエンジニアの未経験採用市場は「超売り手市場」の実態

1. 新卒ITエンジニアの未経験採用市場は「超売り手市場」の実態

2025〜2026年の新卒ITエンジニア採用市場は、学生にとって有利な「売り手市場」の傾向が続いています。

即戦力のエンジニアを中途採用で確保するのが難しくなった企業が、未経験の新卒学生を自社で育てる方向に切り替えているためです。

以下では、この流れを数字で確認します。

新卒未経験でも採用される背景——IT人材不足は構造的問題であり2030年に最大79万人の不足が予測されている

IT人材の不足は一時的なものではなく、日本社会が抱える長期的な課題です。

経済産業省の「IT人材需給に関する調査」によれば、DXの加速と少子高齢化による働き手不足が重なり、2030年時点のIT人材不足は最大約79万人に達すると試算されています。

背景にある問題は二つあります。一つは、企業のIT活用ニーズが急速に広がっていること。もう一つは、経験豊富なエンジニアの取り合いが激しくなり、中途採用だけでは人手が足りなくなっていることです。

この状況が、企業に「未経験者を採用して社内で育てる」という動きを加速させています。

出典:経済産業省「IT人材需給に関する調査」

採用目標を達成できない企業が35%に上り、学生側に大きな機会がある

採用市場の数字を見ると、企業側の採用難がよくわかります。IT専門の民間調査(補完データ)によれば、新卒エンジニアの採用を行っている企業は全体の約48.4%にのぼります。

そのうち約4割の企業が未経験者の採用枠を「増やす予定」と回答しています。

一方、25卒の採用目標を達成できなかった企業は約35%にのぼります。つまり企業は常に「採りたいのに採れていない」状態にあり、学生側には「選んでもらう立場」ではなく「自分で選ぶ立場」として就活できる余地があります。

出典:経済産業省「IT人材需給に関する調査」
※採用目標未達・採用枠動向の数値は民間調査(レバテック「新卒エンジニア採用実態調査」)による補完データ

新卒エンジニアの初任給引き上げが加速し、25万円超が標準水準になりつつある

採用競争の激しさは、給与面にも表れています。

帝国データバンクの「初任給動向調査」によれば、2026年度の初任給について67.5%の企業が引き上げを検討しており、月額25万円超が多くの業界で普通になりつつあります。

IT業界では特にこの傾向が強く、ポテンシャルの高い学生に対して初年度年収400万円超を提示するケースも増えています。

これは好景気による一時的な動きではなく、人材不足という根本的な問題から来ているため、今後も続くと考えられます。

採用動向に合わせた準備を行うことで、初年度から標準的な水準の収入を得られる機会が広がっています。

出典:帝国データバンク「初任給動向調査」

2. 未経験新卒ITエンジニアとは何か——職業の定義と実務のリアル

2. 未経験新卒ITエンジニアとは何か——職業の定義と実務のリアル

「ITエンジニアになりたい」と聞くと、一般的に「一日中コードを書き続ける仕事」ではないでしょうか。

しかし、それは実務の一部に過ぎません。厚生労働省の定義や業務データを確認すると、多様な人が活躍できる職業だとわかります。

ここでは、公的データをもとに職業の実態をわかりやすく整理します。

ITエンジニアは「技術で課題を解決する職業」であり、コーディングだけが仕事ではない

「エンジニア(Engineer)」とは、もともと「科学の知識を使って実際の問題を解決する人」を意味し、日本語では「技術者」「技師」と訳されます。

厚生労働省の職業情報サイト(job tag)によれば、ITエンジニア(プログラマー)は「システムエンジニア(SE)が作った設計をもとに、プログラムを作成する職業」と定義されています。

重要なのは、この定義がコードを書く作業だけでなく、SEとの連携・チーム内のやりとり・品質確認まで幅広い業務を含んでいる点です。

つまりITエンジニアの本質は「コードを書くこと」ではなく、「技術を使ってビジネスや社会の問題を解決すること」にあります。「コードが書けないとエンジニアになれない」というのは思い込みです。

出典:厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「プログラマー」

未経験・新卒でも強みになる——実務の核心は「創造」と同等以上に「検証と品質維持」にある

厚生労働省のプログラマー業務データを見ると、エンジニアの仕事がコードを書くだけではないことがよくわかります。

特に注目したいのは、「動作テスト」の重要度スコアが5点満点中4.4と全業務の中で最高値になっている点です。

「プログラムの作成(コーディング)」の3.9を上回っており、バグを見つけて品質を保つ作業こそがエンジニア業務の中心だとわかります。

業務タスク実施率重要度(5点満点)
プログラムの作成(コーディング)100.0%3.9
動作テスト100.0%4.4
詳細設計に基づく処理手順の検討93.2%3.7
既存システムの修正・機能追加100.0%3.8
SEからのシステム概要把握96.6%3.9

このデータからわかるのは、エンジニアとして活躍するには技術力だけでなく、丁寧さ・粘り強さ・筋道を立てて問題を追う力が必要だということです。

これらは専攻や学歴に関係なく、日々の習慣や取り組み方で身につけられます。文系出身者や未経験者にとっても、十分に力を発揮できる余地があります。

出典:厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「プログラマー」

3. 未経験新卒が狙えるITエンジニア職種と年収の実態

職種・年収の「リアル」

🏗️

SIer・受託

社会基盤 / 上流高年収
🚀

Webサービス

自社開発 / 最新技術

ANNUAL SALARY (MEAN)

ITコンサル
¥9.28M
PM
¥8.91M
ITプロデューサー
¥7.92M
アーキテクト
¥7.78M
プログラマー
¥6.03M
💬

ヒアリング力

🧩

論理構成力

🎨

UX視点

ITエンジニアといっても、職種や業界によって仕事内容・年収・求められるスキルは大きく違います。

「プログラミングに自信がない」「文系だけど技術職に就きたい」という場合でも、自分の強みを活かせる職種は複数あります。ここでは業界のしくみから職種別の年収まで整理します。

IT業界は大きく「SIer・受託開発系」と「インターネット系」に分かれ、年収水準が異なる

IT業界は大きく「SIer・受託開発系」と「インターネット系」の2つに分かれます。

どちらが優れているというわけではなく、自分がどんな働き方をしたいかで選ぶべき方向が変わります。

SIer・受託開発系

クライアント企業から依頼を受け、システムの設計・開発・保守を担うビジネスです。

上流の工程(要件定義・基本設計)を担うほど年収が高くなる傾向があり、顧客との対話力・資料作成力・チーム管理力が求められます。

大手SIerは研修制度が整っているところが多く、未経験者がキャリアをスタートしやすい環境です。

インターネット系

自社のサービスやアプリを企画・開発・運営するビジネスです。

新しい技術に積極的に触れられる環境が多く、エンジニアがサービスの価値づくりに直接関わります。技術を深く追求したいという気持ちが強い人に向いています。

未経験新卒が知っておくべき職種別年収相場——上流工程ほど高収入で文系が活躍できる職種も多い

以下の表は業界別・職種別の年収目安です。あくまで参考として確認してください。

業界区分職種年収相場
SIer・受託ITコンサルタント約928万円
SIer・受託PM(プロジェクトマネージャー)約891万円
SIer・受託高度SE・アーキテクト約778万円
SIer・受託SE・プログラマー約568〜603万円
インターネットプロデューサー・ディレクター約792万円
インターネットマーケティング約682万円
インターネットエンジニア・プログラマー約592万円
インターネットクリエイター・デザイナー約411万円

出典:経済産業省「IT人材需給に関する調査」

文系未経験者が強みを活かしやすいのはコミュニケーション・論理構成が求められる職種

「コードが書けないとエンジニアになれない」というのは思い込みです。

ITコンサルタントやプロジェクトマネージャーは、顧客との対話・資料作成・チームの調整が仕事の中心であり、これらは文系出身者が得意とすることが多い領域です。

UX/UIデザイナーやデジタルマーケターも、人の行動や心理を読む視点が活きる職種で、人文系の学びを直接生かせます。

「技術を深めたいのか」「人の課題を解決したいのか」——まずこの問いを自分に向けることが、職種選びの第一歩です。

4. 企業が未経験新卒ITエンジニアに求める資質と評価のポイント

4. 企業が未経験新卒ITエンジニアに求める資質と評価のポイント

「未経験歓迎」とある求人を見て、「本当に何も知らなくていいのか」と疑問を持つのは当然です。

企業が未経験の新卒者に何を期待しているかを知っておくと、選考対策の方向性がはっきりします。

ここでは「ポテンシャル採用」の考え方と、企業が実際に見ているポイントを解説します。

未経験新卒に企業が最重視するのは技術変化のスピードに対応できる「自発的に学び続ける習慣」である

IT業界の技術は変化が速く、入社時に知っていることは数年で古くなります。

そのため、企業が「入社時のスキルレベル」より「入社後にどれだけ成長できるか」を重視するのは当然の流れです。

特に「自分から新しい技術を学び続ける習慣があるかどうか」は、多くの採用担当者が最優先で確認したいポイントです。

学習への取り組みを示す材料としては、プログラミング学習の記録・IPA資格の勉強経過・GitHubやポートフォリオサイトへの成果物の公開などが有効です。

論理的思考力は文系・理系問わず示せる資質であり、選考で証明できる

エンジニアの仕事は、複雑な問題を細かく分解し、順序立てて解決していく作業の連続です。

採用担当者が確認したいのは「プログラミング経験があるかどうか」ではなく「論理的に考えられるかどうか」です。

この力は、専攻や学歴とは関係ありません。ゼミでの調査・アルバイトでの業務改善・趣味での試行錯誤など、日常のエピソードを通じて「問題を見つけ、仮説を立て、試して確かめる」という流れを示せれば十分です。

特にインフラエンジニア職では、トラブルの原因を粘り強く追いかける姿勢が高く評価されます。

新卒未経験者が入社前に確認すべき「向いていない人」の特徴と適性の自己判断方法

エンジニア職への適性を確認するために、「向いていない人」の特徴を事前に知っておくのは有益です。以下はそのチェックポイントです。

  • 技術への興味が薄い(仕事以外での自主学習を負担に感じる)
  • 地道な作業が苦手(バグを1つ探すのに何時間もかかることに達成感を感じられない)
  • 指示を待つことが多い(「自分で動く」ことが求められる環境でストレスを感じやすい)

これらはダメだという話ではなく、「自分に合った職場や職種を選ぶための判断基準」として使ってください。

職種や会社の雰囲気によって働きやすさは大きく変わります。

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5. 未経験新卒ITエンジニアが内定を取るための選考対策

内定を掴む!
未経験の「4大対策」

Strategy for New Graduates

🧩
01 / MOTIVATION

「課題解決」を軸に語る

技術×問題解決 会社の課題に踏み込む
🧠
02 / SELF-PR

「学ぶ力」を具体化する

独学のプロセス 改善の実体験エピソード
📜
03 / CERTIFICATION

IPA資格で「努力」を証明

ITパスポート 基本情報(FE)
💬
04 / INTERVIEW

「行動」ベースで語る

好奇心の証明 3〜5年後の将来像

「未経験」というハンデは、正しい対策をすれば十分に補えます。企業が見ているのは過去の実績ではなく「これからどう伸びるか」です。

ここでは、ES(エントリーシート)と面接の両面から、未経験者向けの具体的な対策を解説します。

志望動機は「技術への興味」だけでなく「課題解決への意欲」を軸にすると説得力が増す

「ITが好きだから」「プログラミングに興味があるから」という志望動機は、未経験者のESでよく見られます。

しかし企業が未経験者を採用するのは、入社後に「課題を解決する人材」として活躍することへの期待があるからです。

志望動機を書く際は「なぜIT業界か」だけでなく、「なぜこの会社で、どんな課題に取り組みたいのか」まで掘り下げることが大切です。

エンジニアの本質は「技術を使って問題を解決すること」にあります。この考え方と自分の動機をつなげると、より伝わるESになります。

自己PRでは「ラーナビリティ(学習能力)」を具体的なエピソードで証明する

自己PRで伝えるべきは「今何ができるか」ではなく「これからどれだけ伸びられるか」です。そのために有効なのが、「学ぶ力・学び続ける意欲」を具体的なエピソードで示すことです。

プログラミングの学習記録やIPA資格の勉強過程を示すのはもちろん、文系のエピソードでも問題ありません。

「問題を分解し、仮説を立て、試して改善した」という流れが入っていれば、エンジニアに必要な考え方を持っていることが伝わります。ゼミ・サークル・アルバイトの経験の中に、そうした素材は必ずあります。

未経験新卒の選考にIPAの資格取得が有効——客観的な努力を示す最も確実な手段のひとつ

未経験者が選考で客観的な評価を得る方法として、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)の資格取得が挙げられます。

ITパスポート試験

ITの基礎知識を問う試験で、文系・未経験者が最初に目指すのに最適な資格です。企業・戦略・管理・技術の4分野をバランスよく学べるため、IT業界の全体像をつかむ勉強にもなります。

基本情報技術者試験(FE)

ITエンジニアへの入り口とされる試験で、論理的思考・アルゴリズム・プログラミングの基礎が問われます。この資格を持っている(または勉強中の)学生は、新卒採用でかなり高く評価されます。

これらの資格は経済産業省が策定した「デジタルスキル標準(DSS)Ver1.2(2024年7月改訂)」とも連動しており、国の定めるデジタル人材育成の方針に沿って学んでいることの証明になります。

出典:IPA 独立行政法人情報処理推進機構経済産業省「デジタルスキル標準(DSS)」

面接では「技術への好奇心」と「成長意欲」を行動ベースのエピソードで語る

面接では「やる気があります」と言葉で伝えるより、「実際にこう行動しました」という事実を語るほうが説得力があります。よく聞かれる質問について、何を盛り込むべきかを整理しておきましょう。

  • 「なぜIT業界を志望するのか」→ 具体的な課題意識と、ITで解決できるイメージを語る
  • 「苦手なことはあるか・どう克服しているか」→ 自己理解の深さと、課題に自分から向き合ってきた経緯を示す
  • 「入社後のキャリアイメージは」→ 職種・業務の理解をベースに、3〜5年後の具体的な姿を語る

模範回答を丸暗記するのではなく、「何を伝えるか」の骨格を押さえた上で、自分の言葉で話せるよう準備することが大切です。

6. 未経験新卒ITエンジニアが企業選びで失敗しないためのチェックポイント

6. 未経験新卒ITエンジニアが企業選びで失敗しないためのチェックポイント

内定を取ることと、入社後に成長を実感しながら働けることは別の話です。

特に未経験者は企業選びの視点が少ないと、入社後に「思っていた環境と違った」というリスクが高まります。

ここでは、企業のビジネスモデルや教育体制の面から、失敗しない企業選びのポイントを整理します。

未経験新卒がITエンジニア企業選びで失敗しないためにはビジネスモデルの理解が最重要ポイントである

IT系企業は大きく「SIer(受託開発)」「SES(客先常駐)」「自社開発」の3タイプに分かれます。

それぞれの特徴と未経験者にとってのメリット・デメリットを理解しておくことが、企業選びの出発点です。

SIer(受託開発)

クライアント企業からシステム開発を請け負うビジネスです。

プロジェクトごとに異なる業界や業務システムに触れられるため、経験の幅が広がりやすいのが特徴です。

一方で、上流の工程に関わるには一定の経験が必要な場合もあります。研修が充実している大手SIerは未経験者が入りやすい環境です。

SES(客先常駐)

エンジニアをクライアント先に派遣して常駐させるビジネスです。

さまざまな現場を経験できる反面、自社への帰属意識が薄れやすく、スキルの方向性が現場まかせになりやすい面もあります。

契約内容・派遣先・研修の有無は事前にしっかり確認することが大切です。

自社開発

自社のサービスやアプリを自分たちで開発・運営するビジネスです。技術的な判断を任せてもらいやすく、新しい技術にも積極的に触れられます。

ただし即戦力を求める傾向が強く、未経験者の採用枠が少ない場合もあります。

教育体制・研修制度の充実度が入社後の成長速度を大きく左右する

未経験者にとって、会社の教育体制は入社後の成長速度を決める最も大事な要素の一つです。

会社説明会やOB・OG訪問で、以下の点を必ず確認しておきましょう。

  • 入社後研修の期間と内容(1〜3ヶ月の集合研修があるか)
  • OJT(実務を通じた指導)の有無と体制
  • メンター制度・1on1面談の有無
  • 資格取得支援制度(受験費用の補助・勉強時間の確保)

また、採用直結型インターンシップを実施している企業では、内定率が実施企業の9割以上に達するというデータもあります。

インターンシップは企業の雰囲気・仕事内容・教育体制を実際に確認できる貴重な機会です。積極的に参加することをおすすめします。

「採用目標未達企業35%」という数字が示すように、複数社への並行応募が有効

前述の通り、採用目標を達成できている企業は少数派であり、学生側には余裕をもって選べる状況があります。

1社に絞らず、複数のエージェントや就活サービスを使いながら同時に複数社へ応募することが効果的です。選考を多く経験することで場慣れにもつながり、本命企業の選考でも実力を出しやすくなります。

7. 未経験新卒ITエンジニアが就活で活用すべきサービスの種類と特徴

7. 未経験新卒ITエンジニアが就活で活用すべきサービスの種類と特徴

新卒就活で使えるサービスにはいくつかの種類があります。

特に未経験でIT業界を目指す場合、サービスの種類ごとの特徴を把握した上で、自分の状況に合った使い方を選ぶことが大切です。

就活サービスは「ナビ型・オファー型・エージェント型・特定スキル型」の4タイプに分かれる

カテゴリ特徴向いている学生
ナビ型求人数が多く、自分のペースで検索・応募できる業界の全体像を把握したい・大手志向
オファー型プロフィール登録で企業からスカウトが届く自分の市場価値を知りたい・思わぬ優良企業と出会いたい
エージェント型専門のアドバイザーが並走・非公開求人にアクセスできる未経験で不安が強い・ES添削や面接対策を受けたい
特定スキル型プログラミング試験でスキルランクが可視化される独学でコードが書ける・技術力を正当に評価されたい

新卒未経験で不安が大きい場合はエージェント型を軸に置き他タイプを補完的に使う

未経験で就活への不安が強い場合は、エージェント型を中心に活用するのがリスクの少ない選択です。ES添削・面接対策・非公開求人へのアクセスという3つのメリットを同時に得られます。

ただし、エージェント1つに頼りすぎると情報が偏ることもあります。

ナビ型で業界全体を把握しながら、オファー型で自分の市場価値を確認し、エージェント型で個別の対策を進めるという使い分けが、情報の幅と対策の深さを両立する上で効果的です。

特定のサービス名を推薦するより、自分の状況や目的に合ったタイプを選ぶ視点が重要です。

8. 未経験新卒ITエンジニアが入社後に挫折しないための内定期間の準備

挫折を防ぐ!内定期間の生存戦略

Preparation for Survival

ANALYSIS / REALITY
60%

研修に「苦戦」
自信を喪失する新人の割合

用語が分からず置いていかれる
「受動的」な学習からの脱却不可
ACTION / STRATEGY
82%

「事前学習すべき」
と回答したエンジニアの割合

IT用語・仕組みの基礎知識
経済産業省「マナビDX」の活用

「未経験歓迎」で内定をもらった後、多くの新人エンジニアが直面するのが「研修の壁」です。

研修についていけず、自信をなくしたり退職を考えたりするケースは少なくありません。ただ、この問題は内定後の準備である程度防げることが調査データからも示されています。

新人ITエンジニアの約60%が研修についていくのに苦労しており、準備が入社後の生存率を上げる

調査によれば、新人ITエンジニアの約60%が研修について「苦労した」と回答しています。

大学までの学習(受動的に聞く・試験対策)と、エンジニア研修(自分で動く・課題を解く)のギャップが大きいことが背景にあります。

初日から専門用語が次々と出てきて、周りの理解速度についていけないという状況は、自分への自信を失うことに直結します。

しかし、事前に用語の意味や概念をざっと知っておくだけで、研修中の理解度や記憶の定着が大きく変わります。完全に理解している必要はなく、「聞いたことがある」状態を作っておくだけで十分です。

出典:PR TIMES「新人ITエンジニアの82.2%が内定期間中の学習はやっておくべきと回答」(2025年調査リリース)

新卒未経験のITエンジニアの82%が「内定期間中の学習はやっておくべきだった」と回答している

2025年の調査によれば、新人ITエンジニアの82.2%が「内定期間中に学習をやっておくべきだった」と回答しています。

これは単なる後悔の声ではなく、「準備したかどうかで入社後の差が生まれる」という現実を示しています。

内定期間中にある方にとっては、「まだ間に合う」という話です。入社日までの時間を少し学習に使うだけで、研修で苦労するリスクをかなり下げることができます。

内定期間中に最優先で取り組むべきは「IT用語と基礎知識」の習得である

同調査において、内定期間中に学ぶべき内容として最も多く挙げられたのが「IT用語や仕組みなどの基礎知識」でした。

プログラミングより先に「言葉の意味を知ること」が、研修への適応に最も効果的だということです。

  • 優先順位1位:IT用語・仕組みの基礎知識(ネットワーク・OS・クラウドの基本など)
  • おすすめの学習スタイル:eラーニング(自分のペースで繰り返し学べる)
  • 具体的なリソース例:Progate・ITパスポートの教材・経済産業省「マナビDX」ポータル

特に経済産業省が運営する「マナビDX」では、デジタルスキル標準に沿った講座が無料または低コストで公開されており、基礎を体系的に学べる信頼できるリソースです。

出典:経済産業省「マナビDX」

9. まとめ:新卒未経験からITエンジニアを目指すための準備と行動指針

9. まとめ:新卒未経験からITエンジニアを目指すための準備と行動指針

新卒未経験からITエンジニアを目指すことは、今の採用市場では十分に現実的な選択肢です。

市場は構造的に未経験者を必要としており、職種の幅も広いため文系・未経験でも活躍できる場は多くあります。

資格取得・内定期間中の学習・エージェントの活用という「準備の型」が、内定獲得と入社後の活躍の両方を左右します。

まずは本記事で提示した公的データや学習の優先順位を、キャリア形成の判断材料として検討してください。

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